メン炉で弱火を使って出来上がった風味ある北京ダック

2019-05-29

北京ダックの名店「便宜坊」は明代の永楽年間に、王という中国の南のほうから来た人によって始められた。当時は小さくて店の名前すらなかった。当時からは鶏や鴨を完璧にさばき、その肉はぱりぱりとして口当たりがよく、値段も安かったので、とても人気があった。そうして、いつの間にか便宜坊と呼ばれるようになった。

北京市の前門外鮮魚口街の便宜坊北京ダック店は清代咸豊5年(1855年)にオープンした。便宜坊の作る北京ダックは材料にこだわり、技巧も素晴らしい。ここでダックを焼く時では「メン炉(入り口の開いた窯)」で弱火を使うので、技術が必要とされる。「挂炉(密閉された窯)」とは異なる。挂炉で使われるのは強火である。出来上がった北京ダックの色は鮮やかで、皮はぱりぱりとして肉は柔らかく、それでいて脂っこくない。

また、サブメニューとして、餅(小麦粉をこねて薄く焼いたもの)、テンメン醤、すりつぶしたにんにく、砂糖、細切りのきゅうりや大根などがある。

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住所:北京市東城区鮮魚口街65-77号

中国網日本語版(チャイナネット)

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