中国時代劇『瓔珞<エイラク>』の舞台となる雍和宮&乾清宮

2019-06-13

昨年、中国で大きな話題となった人気時代劇『「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~(原題:延禧攻略)」(全70話)』は今年2月18日から日本でも放送され始めました。

今回はこの人気ドラマの舞台となる北京の人気観光地「故宮」を、ドラマのストーリと関わる部分を比べながら紹介したいと思います。もうドラマを見たという方も、まだ見ていない方も、きっと故宮での観光をよりよく楽しめるに間違いなし!

前回はすでにドラマのメイン舞台である延禧宮養心殿長春宮を紹介しましたが、今回は引き続きドラマに関わるほかの宮殿も見てみましょう。

雍和宮

長い歴史を持つ「雍和宮」、康熙帝が雍正のために「雍親王府」を建てました。雍正帝は皇帝になる前にはずっとここに住んでおり、乾隆帝もここで生まれました。雍正が皇帝になった後、名前を「雍和宮」に変わりました。

「雍和宮」には二人の皇帝がいたため、紫禁城と同じく壁を赤色、屋上を黄色に塗られました。後に乾隆帝の時代になった時、ここをお寺として使われ、やがて清の末期には最も規模が大きい仏教のお寺と変身しました。

ドラマ『延禧攻略』の中、乾隆帝のキャラクターはすこし無邪気で面白い面もありますが、その性格はここでの豊かな生活や環境によって形成されたということにも多少関係があるかもしれません。チャンスがあれば、ぜひこの雍和宮を見に来てください。

乾清宮

「乾清宮」は皇宮の内殿で、紫禁城に入って中軸線に沿って最初に目に入る宮殿です。中に入ると、金色に輝く「正大光明」と書かれた額が見えてきて、この額はよくドラマのシーンに出てきます。

なぜならこれは雍正帝の時代始まった一種な儀式なようなもので、次の皇帝になる人を決めたら、現皇帝の命を「聖旨」という文書に書いて、それを乾清宮にあるこの額の後ろに密かに隠していました。

『延禧攻略』の中では、乾隆帝は住まいを養心殿に移しましたが、報告を読んだり指示を出したりするなど、さまざまな仕事をよく乾清宮で処理していました。また、新年のお祝いや妃たちとの宴会もここで行います。

文・北京旅行網

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