ネットで大人気な店と言ったら、インスタ風なインテリアで女子受けするなどのキーワードが思い浮かぶでしょう。
しかし今の北京では味で勝負する老舗の人気がどんどん上がり、新しい店と比べて環境はそんなによくはないですが、老舗ならではの味と雰囲気を求め、今は若い人の間ではブームとなっています。
今回は北京のご当地料理を代表する二つの店をピックアップしてご紹介しましょう。
聚宝源
「聚宝源」はかつて牛肉とラム肉を販売する北京の老舗でした。それからは専門を生かして店の隣で火鍋店を始めたそうです。今は北京風火鍋の名店ともなり、食事の時間に聚宝源に来ると、きっとにぎやかな行列が目に入るでしょう。それも二列があり、一列は牛肉やジンギスカンとソースなどを買う人、もう一列は整理番号を持って火鍋を食べたい人です。
聚宝源のラム肉は「高鈣羊肉(カルシウム豊富なジンギスカン)」以外、全て職人が薄く切ってくれます。タレはオリジナルレシピで、ニラソース、ゴマダレなどが入っており、他では味わえない濃厚な風味があります!
また、聚宝源の「糖蒜(ニンニクの漬物)」もなかなかな味、ピリ辛い食感をやわらげ、お肉と一緒に食べればシャキシャキで最高!「芝麻焼餅(ゴマ焼き餅)」も見逃せない一品で、程よい大きさで、濃厚なゴマの香りがします。焼きたてのを食べると、外はカリカリで、ゴマの香りが口一杯に広がります~
住所:北京市西城区牛街西里商業1号楼5-2号
門框胡同百年鹵煮
「門框胡同百年鹵煮」は北京の老舗で、モツ煮込みがここの名物料理です。お店には二つの大きな鍋があり、モツや豆腐、などがいつもコトコト煮って、おいしい匂いを漂わせています。ここは小盛や大盛に関係なく、具だくさんで出してくれます。
本場のモツの煮込みはニンニクの効いたスープに加え、トロトロに煮込んだモツが入っています。名物の「火焼」は「井」の字のような切り込みが入っており、程よく味付けされたスープがまた絶品。「炸灌腸(揚げた豚の腸)」は豚の腸の揚げ物で、サクサクな食感がしてニンニクのタレにつけて一口食べればもう最高!さらにジャージャー麺と羊肉串もぜひお見逃しなく!
住所:北京市西城区趙登禹路甲2号