北京で漢方養生の旅、「健康スポット」篇

2019-08-20

北京で漢方の旅を体験したいのなら、漢方の老舗や漢方医クリニックだけではなく、漢方を取り入れた健康スポットもおすすめです。今回は北京にある漢方温泉や景勝地を紹介しましょう。

龍脈温泉

「北京龍脈温泉療養院」は故宮の中軸線上に位置し、北京市内から二十キロ離れた場所にあり、近くには居庸関長城、明十三陵などの観光スポットがあります。ここは風水上では優れた立地なので、「龍脈」と名づけられました。

中国の4Aランク観光地にも選ばれたこの温泉の敷地面積は280ムーもあり、温泉水には体にいいミネラル物質がたくさん含んでいます。リューマチや神経衰弱、肌荒れなどにはよく効きます。

観光や宿泊施設が整っており、毎年百万人以上の観光客が訪れ、ここで温泉も楽しむほか、漢方治療を受けることもできます。子供向けの遊楽施設も充実し、幅広い年齢層の方がみんな楽しめる観光スポットとしてますます人気上昇中です。

<INFO>

住所:北京市昌平区小湯山鎮

黄岑仙谷

「黄岑仙谷景勝地」は中国の3Aランクの観光地であり、北京の斎堂鎮に位置し、国際黄岑文化研究地でもあります。漢方によく使われる「黄岑(オウゴン)」を栽培・加工・観賞の名地として、また養生、バケーションにも非常に向いている観光スポットです。

景勝地の中の建物は、明や清の時代の建物の様式を模倣したもので、どこに行っても古風な感じがします。ここでは黄岑文化博物館や農園で見学できるほか、伝統作法で黄岑茶や黄岑の香り袋を作ることも体験できます。

帰りの際、健康枕、ドライフルーツ、黄岑の葉などで取れた天然物で染めたスカーフなどいろいろとお土産も買えます。風景を楽しめ、またいろいろと勉強できるこの黄岑仙谷にぜひ一度来てみてください。

<INFO>

住所:北京市門頭溝区斎堂鎮川柏観光区大門楼1号

北京薬用植物園

「北京薬用植物園」は中国医学科学院薬用植物研究所に属し、北京の西北の郊外にある植物園です。1984年、科学研究をメインとして、六百あまりの薬用植物と園林建設を融合して作られました。

今ここは専門的な薬用植物研究所としての役割を果たしているほか、漢方文化・レジャー・養生体験などが一体となる観光スポットにもなっています。園内には花や湖もあり、伝統的な中国庭園も見られ、興味のある方は一度行ってみてはいかがでしょう。

<INFO>

住所:北京市海淀区馬連洼北路151号

北京国開園卧虎山荘

「北京国開園卧虎山荘漢方医薬文化博覧園」は2012年に建設され、敷地面積はおよそ400ムーがあり、中国の国家級5Aランク景勝地の明十三陵の中に位置します。博覧園の三面には山に囲まれ、風景優美の上空気もきれいで、緑被率は90%以上もあります。

園区内には七十種類の薬草が植えられていて、普及展示エリアも設けており、見学や観光に向いています。一日前に予約することが必要で、観覧時間は1時間から2時間がベストです。

博覧園内には宿泊施設もあり、計74の客室で、そのほかレストランやジム、釣り場などもあります。漢方医クリニックやリハビリセンターなどの施設が備わっており、観光も漢方医体験もぴったりです。

<INFO>

住所:北京市昌平区十三陵鎮康陵園村の南

草根堂

「北京草根堂种養殖専業合作社」、略称「草根堂」は長年無料開放する漢方テーマの観光スポットです。スイカズラなど漢方用の植物が2000ムーも植えられ、独特な漢方薬の花の海景観が見られます。

年間十万人以上が訪れ、北京近郊の一大観光地です。また近くの森林資源を利用し、漢方薬の栽培のほかには、アウトワード・バウンド、森林ブティック、農業体験園などの施設もあります。体を動かすことができるほか、さらに特製の薬膳料理も食べられ、ぜひ行って見てください。

<INFO>

住所:北京市房山区石楼鎮大次洛村西青年路の西側

北京九仙草

「北京九仙草農業科技発展有限会社」、略称「北京九仙草」は珍しい漢方薬の栽培・生産・セールスを一体となる会社です。北京市・門頭溝区の清水鎮台上村に位置し、1000ムーの敷地面積を有します。

ここで栽培された漢方薬は薬用価値だけではなく、毎年春夏になると開花した花はきれいな風景を作ります。漢方薬のほかに養蜂場もあり、養蜂の見学、または新鮮な蜜を食べることができます。

<INFO>

住所:北京市門頭溝区清水鎮台上村村委員会の南80メートルのところ

北京桑蚕博物館

北京美拉徳漢方飲片科技発展会社は薬用蚕桑養殖の専門会社で、中国初の薬用蚕桑地を建設しました。会社がある当地の植被率は95%以上もあり、野生の漢方薬材も数十種類生育しています。

ここでの見学は三日前に予約する必要があり、毎年六月から十月の上旬まで一般開放します。敷地内にある蚕桑養殖博物館は子供や観光客に人気があり、ここで伝統製法によるシルク作りも体験できます。また蚕を使った健康お土産も多数あり、蚕茶や桑の葉など、体にいいものを買って記念にもなれます。

<INFO>

住所:北京市豊台区角門北路八号正旗ビル514室

北京郷土花草大世界

「北京緑普方円花卉科技有限会社」、別名「北京郷土花草大世界」は大行山支線脈の麓に位置し、北京大西山観光圏に隣接し、年平均気温は11.8度です。

2004年から今に至り、ここは二百種類の花草の栽培と開発に力を入れ、徐々に漢方薬観光・農業観光・健康養生・見学・園林景観など一体となる総合観光地になっています。園区内は一年中三つの季節も花が咲いていて、冬でさえ青々とした草が見られます。

ここで観光客が養生茶・香り袋の製作が体験できるほか、薬用の花草を使って作った「花草の宴」も楽しめます。さらに近くには薬王廟、八口公園などの観光地もあり、ついでに観光することもできます。

<INFO>

住所:北京市昌平区

文・北京旅行網

モデルコース
人気おすすめ