中秋節に北京の伝統お菓子をご賞味あれ!

2019-09-10

今月の十三日は中国の伝統的な祝日である中秋節です。日本でも十五夜に月見団子を食べる風習がありますが、中国は月餅など定番の食べ物のほか、伝統的な中国菓子を食べる人も少なくはありません。今回は北京の伝統お菓子の老舗を紹介し、皆さんもぜひ食べてみてください。

稲香村

「稲香村」といったら、北京っ子は誰でも知っている中国菓子の老舗です。店の商品は量り売りとお土産パックに分けられ、手頃な値段で買えられます。

「稲香村」の一号店は1895年に北京の前門というところに開店し、北京の伝統的お菓子の正統派として名を馳せてきました。近年は外国人観光客の口に合わせて洋風にアレンジした商品も出したが、やっぱりメインは中華菓子です。

甘いお菓子もあればしょっぱいお菓子もあります、作り方によって食感の変化も楽しめられ、お土産として買うなら何種類も入っているお土産専用のパックがおすすめです。中国のお菓子だからやはり少し苦味のある中国茶が合うでしょう。ウーロン茶や緑茶などとは相性抜群で、年配の方々に渡すお土産としては文句なしに間違いなし!

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住所:北京市西城区大柵欄街18号

桂香春

「桂香春」は1984年に創立され、以前は稲香村と並んで人気が高い北京のお菓子専門店です。また昔では、桂香春のお菓子が一番よかったという評判もよく聞けます。だが今の桂香春は依然として昔の内装スタイルを保持し、年代感が感じられます。店員さんはみんな親切で、北京下町の風情が漂う店と言ってもいいでしょう。

商品として「一品焼餅」がお勧めです。ナツメのこしあん焼餅と塩こしょう焼餅があります。ここでいう焼餅は日本のような焼餅ではなく、中国の食べ物の一つです。その外の皮が脆くて、中にはゴマがたっぷり入っています。一口食べるとその香ばしさが広がり、味はしつこくなく、また食べたくなるシンプルなお菓子です。

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住所:北京市西便門外大通り3号南礼士路駅の近く

富華斎餑餑店

昔の北京っ子はお菓子の売店を「餑餑(ボー・ボーの発音で、穀物の粉で作ったお菓子)の売店」と呼んでいました。「餑餑」という言葉は最初に元の時代に現れ、有名な稻香村以外、北京にはまだ餑餑の売店の老舗が何軒か残っています。人気は稻香村に及ばなくても、食材を厳選し、味もいいです。

「富華斎餑餑店(中国語表記:富华斋餑餑铺)」は昔の宮廷ご用達の料理人さんの後人の王希富氏が創立した店です。老舗ではありませんが、無形文化遺産に申し立てたお菓子の売店です。おすすめの「芸豆巻」は昔の北京の大衆向けのお菓子で、宮廷にもあります。

サンザシの甘酸っぱさとゴマの香りを併せ持ち、あまり甘ったるくなく、食べてみると爽やかで非常に軟らかい食感です。また「白い月餅」は昔の北京の従来ある月餅で、皮の色によって呼び方が違います。果物の種の中身と氷砂糖を主な餡にし、中秋節にぴったりな一品です。

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住所:北京市新街口街道護国寺街85号

文・北京旅行網

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