北京の瑠璃廠で書道に関わるお土産を買おう

2019-09-16

北京には書画、印鑑などを扱っている店が多く、その中歴史が長い有名店は大体「瑠璃廠」という場所にあります。今回は墨と筆、そして印鑑の老舗を紹介し、皆さんも中国の伝統文化を体験しながら北京っぽいお土産を買いましょう。

戴月軒

「湖笔技法」を受け継ぐことに専念していた老舗・戴月軒は既に百年の月日を歩んできました。「戴月軒湖笔」は1916年に創業し、創立者の名字は戴で、字は月軒ですから、北京の東瑠璃廠32号に「戴月軒筆庄」を開き、これも瑠璃廠文化街で唯一、店名に人の名前を付けた筆の専門店です。

戴月軒はほかの筆専門店と異なり、表が店で、裏は工場となっています。ここで作られた筆は「尖、斉、園、健」の「四徳」があり、「持ち上げたときは広がらず、書くときは柔らかすぎず、筆先が鋭く、程よい柔らかさと硬さになっている」のが特徴です。多くの文人に愛され、その名も中国全土に馳せられます。

また、ここではは手作り筆の伝承の地だけでなく、中国筆文化を広める場所でもあります。多くの海外観光客が戴月軒に足を運び、伝統工芸と近くでふれあいます。

住所:北京市西城区瑠璃廠文化東街73号

一得閣

「北京一得閣」はここで製造される墨によって名を知られ、今から百年以上の製造歴史があります。清の同治年代、湖南の謝松岱氏が上京して科挙に参加した時、落第しました。彼は墨を作るため貴重な受験時間を無駄にしたと痛感しました。そして、繰り返して研究した結果、墨の塊を浸す方法で墨汁を作ることに成功しました。それを発売したらすぐに大人気となりました。その後、謝松岱氏は北京の瑠璃廠44号で一軒目の墨汁を製造・販売する店舗「一得閣」を開きました。

今の一得閣は北京市の伝統手工芸品のお土産店でもあります。製造する墨汁で名を知られ、その墨は艶があり、五色の濃さがあり、滑らかな使い心地で、適度な濃度、濃厚な香り、乾きやすく、表装しやすく、水に強く、退色せず、沈殿性が低く、紙を刺激せず、一年中使うことができることから人気商品となり、今も多くの人から愛用されています。

住所:北京市西城区瑠璃廠東街67号

萃文閣

「萃文閣」はもともと書道作品、掛け物、篆刻や印鑑材料を主に扱っている老舗です。創始者の魏長青さんは、中国の有名の書法、篆刻、宝石鑑定専攻の芸術家ですから、店の商品はいずれも上品で質がいいです。

萃文閣は北京の瑠璃廠文化街東口にあり、辛い日々もありましたが、「八宝朱肉」の技術を開発され、状況はだんだんよくなり、ここの朱肉が辰砂、もぐさ、真珠や瑪瑙などを加工して生産したもので、とても工夫を凝っていて精巧です。ぜひ行って見て下さい。

<INFO>

住所:北京市瑠璃厂文化街東口

文・北京旅行網

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