みずみずしい千切りキューリなど、色とりどりの野菜と濃厚で真っ黒な甜麺酱ソースが絡まれ、ズルズルと音を立てて食べるともっと美味しく感じられる北京風ジャージャン麺。今回は北京にあるたくさんの店から特色のあるものをピックアップしてご紹介します。
北平飯庄
北京は昔「北平」とも呼ばれ、「北平飯庄」という店名からも、ここは伝統的な北京風レストランです。店のインテリアは特別で、あまり見かけない長い背もたれ付き椅子や、青みがかった暗い灰色の低い煉瓦製の壁、軒下に掲げられた一列の赤い灯篭、どこも古式蒼然で、いかにも昔の北京という雰囲気~
特に本場のジャージャン麺を強くおすすめします。香ばしい肉味噌の中に、大きな肉のほかに、豌豆や大豆、キュウリの細切りなど、新鮮なトッピングがあり、実にパワーがあります!
その他、長い歴史のある北京風軽食とされた「驢打滾(もち粉で小豆餡をロール状に巻き蒸してからきな粉をかけた菓子)」と「芸豆卷(インゲン豆の餡包み)」の盛り合わせも、ぜひ試してみてください。
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住所:北京市実興大街5号冠輝商務ビル5階
四季民福
北京では「四季民福」という北京ダック店と言ったら知らない人はいないといえましょう。実はこの店にはもう一つの名物があり、それが四季民福ジャージャン麺です。食事の時間に来ると、この二階建てでこじんまりの店がものすごい人数になります。
店側はいつも素早くジャージャン麺を出してくれて、しかも大盛りで、食べごろの男の子もきっと満足できます。トッピングと麺が別々なので、自分の好みで入れることができます。うまくに混ぜるためには、麺を混ぜてからトッピングを入れるのがおすすめ。
炒めた味噌はしょっぱくなく、野菜の組み合わせが爽やかな食感が楽しめます。おかわりももちろんオーケー。100グラムまたは150グラムの手打ち麺なので、歯ごたえがあり、シンプルで定番な味ですが、また食べたくなるのがここの魅力です。
住所:北京市前門廊坊二条8号
順心宅老北京炸醤麺
北京っ子にとって、ジャージャン麺は馴染みのある料理で、そして「順心宅老北京炸醤麺」という店は北京っ子の子供の時代の味があるジャージャン麺屋ともいわれています。キューリやニンジンの千切りなど、トッピングがとても豊富で、様々な好みに対応します。
麺がとても歯ごたえがあります。入り口に麺を揉んでいる料理人さんの姿が見られ、すごく安心できます。大豆味噌とテンメンジャンを混ぜた味噌には、半分の脂身と半分の赤身があり、一口食べると、塩味を帯びた美味しさが口の中に残ります。
住所:北京市花家地居住区水源五場40号