食感が豊富~北京の伝統スイーツ&ドリンク

2019-11-12

昔からスイーツ好きな北京っ子、味だけでなく、食感もとても重視しています。ですから今北京で食べられる伝統的なスイーツはモチモチのものもあれば、プルッとするものもあります。

一方でドリンクは濃い味の北京グルメに合わせ、シンプルで爽やかなものがメインです。そこで今回は北京のスイーツとドリンクをピックアップして紹介しましょう。

北京奶酪

「奶酪」とは「チーズ」の意味ですが、ここ北京の奶酪はよくある固いチーズではなく、どちらかというとヨーグルトに近いものと言えましょう。しかしヨーグルトと違い、酸味はまったくなく、甘くてミルクの香りが強いのが北京奶酪の特徴です。豆汁のように庶民の食べ物としてすごく人気があります。

おすすめ店舗・「文宇奶酪」

「文宇奶酪」は北京の人気観光スポット「南鑼鼓巷」にある小さな店。いつでもお客さんが絶えない人気店で、美味しすぎるという評判を聞きつけ、一度食べてみたいと店の外にはいつもたくさんのお客さんが列を作っています。

大豆を濃い牛乳に入れて作った「奶酪」は食材本来の味を楽しめます。ほんの少しアンズを入れて、甘さ控えめかつシンプルで病みつきになる味。南鑼鼓巷に来た際にはぜひお立ち寄りください。

<INFO>

住所:北京市南鑼鼓巷49号

驢打滾

驢打滾は北京のスイーツ風な軽食の一つです。「驢打滾」という名前は非常にユニークで、「驢」はロバのこと、「打滾」は転がるという意味があります。

このような名前に付けられた理由は、その作り方にあります。もち米で作った蒸糕(パンの一種)を、小さなロバが地ベタの上で転がり回っているようにきなこの中で転がされることから、こう名づけられたのだそうです。

炸餻

「炸餻」、「炸」は揚げる、「餻」はもちという意味で、直訳すると揚げもちのことです。しかしこの北京の「炸餻」は、あんこをもちで作った生地に包んだものを揚げています。あんドーナツにも似た北京の伝統的なスイーツです。

おすすめ店舗・「護国寺グルメストリート」

このスイーツは、道端の屋台やコンビニでも売っているためわざわざ遠くに出て買う必要はありません。そこで、多くの北京グルメが集まっている護国寺グルメストリートをおすすめします。ここでは驢打滾だけではなくほかにもさまざまな種類の食べ物が売っているので、北京グルメが一気に楽しめます。

さっき紹介した驢打滾も、このグルメストリートで販売されているから、ついでに試して見るのがいいでしょう。

<INFO>

住所:北京市西城区護国寺大街93号護国寺小吃店・護国寺店

北冰洋

「北冰洋」というのは北京のソウルドリンクで、広い世代に愛されています。味はオレンジ味のファンタに似ているが炭酸はあまり強くありません。「北冰洋」というのは北極海という意味であり、包装には白熊のマークが描かれています。

オーソドックスなオレンジ味のほかに、酸味のある梅味、ミカン、炭酸水などのラインナップもああり、味はシンプルだが、濃い味の北京料理とよく合うからどの店でも置いてあります。もちろんスーパーやコンビニにも売っているからぜひ試して見てください。

※コンビニやスーパーで買えます。

酸梅ジュース

昔は夏の季節になったら、「酸梅湯(梅味の甘酸っぱい飲み物)」を売る屋台が北京の街中に見られます。熱いお湯入れの大きな壺にサンザシ、砂糖、モクセイなどを入れて、またその壺をアイス桶に納めると、涼しくて美味しい酸梅湯が出来上がります。酸梅ジュースの売り人は両手にお碗を持ちながら叩き、耳に快い声を上げるようにしていました。

でも今は簡単に瓶の酸梅ジュースが飲めるようになり、北京のグルメ店で注文しても、スーパーやコンビニでも簡単に買えます。ぜひ一度飲んでみてください~

文・北京旅行網

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