中国初の民宿業ビッグデータ報告が発表、北京が民宿数全国トップ3入り

2019-11-19

「第9回台湾海峡両岸観光シンポジウム及び民宿観光発展トップフォーラム」がこのほど開催され、北京第二外国語学院は、中国初となる民宿ビッグデータ報告を発表した。その中で、重慶、北京、西安の三都市の民宿の数が国内トップ3となった。北京青年報が伝えた。

「2019年中国大陸部民宿業発展データ報告」は、中国大陸部の22省・5自治区・4直轄市の計31の省レベル行政区域をカバーしており、民宿市場の現状、製品の特長、ネット検索、ユーザー提供画像などの方面から掘り下げた分析が行われた。

報告は、民宿の規模、評価の高さ、利用者によるおススメ度を評価基準として、省レベル行政区と都市に対するランキング付けが行われた。中国大陸部の民宿は、限られた少数の都市に集中しており、民宿数ランキング上位30都市の民宿市場シェアは5割を上回っていた。このうち、民宿数ランキング上位10都市は、順に、重慶・北京・西安・成都・青島・広州・武漢・上海・秦皇島・杭州だった。

また、報告によると、民宿の検索指数は年々上昇しており、数年前からずっと、キーワード「ホテル」による検索指数を上回っており、この1年近くは、民宿の検索指数は安定し続けている。今のところ、エコノミー型民宿市場が大きなシェアを占めており、価格帯では「200元から800元(1元は約15.5円)」の民宿が最も多いが、高額民宿市場の発展の可能性はかなり大きい。サービス施設の特徴から見ると、民宿は「非標準型宿泊施設」に属しており、宿泊以外のその他サービス施設は、特に完備されていると言えない。

ビッグデータの分析によると、2019年、民宿利用者は、男性が多く、年齢層は20歳から29歳が主流を占め、民宿利用者は比較的若年層が多かった。オンライン民宿プラットフォーム「Airbnb」は大きな人気を博しており、利用者の旅行スタイルは、ファミリー・親子旅行、友人旅行、カップル旅行の割合が高かった。ユーザーのコメントについては、2019年、中国大陸部の民宿利用者の93.7%から高い評価を得ており、各コメントで取り上げられた割合が最も高いキーワードのトップ10は、順に、部屋の様子、経営者、環境、関連施設、交通アクセス、民宿オーナー、朝食、接客態度、リネン、コストパフォーマンスで、これらのキーワードは、民宿利用者の民宿に対する注目ポイントを総合的に反映している。

人民網日本語版

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