現存する世界最大規模の古代祭祀建造物「天壇」

2020-05-20

天壇公園は明・清時代での天壇の所在地であった。天壇は、明・清時代の皇帝が天を祭り、雨を乞い、五穀豊穣を願った専用場所で、現存する世界の最大規模、最も完璧に保全された祭祀建造物である。祈谷壇と圜丘壇を総称した「天壇」は、二重の塀に囲まれて、いずれも南方北圓(南は四角く北は丸い)の形をとった内壇と外壇に区切られた。壇内の祭祀建築は四面も門が設置された内壇に集中している。両壇を繋ぐ軸線は、長さ360メートル、幅28メートル、高さ2.5メートルの煉瓦敷台で、天につくには長い道を歩まなければならないという意味が込められている。

圜丘壇建築物は、嘗て明・清時代の皇帝が天を祭る祭壇で、中軸線の南端に位置している。圜丘壇の北方向には皇穹宇がある。祈谷壇が中軸線の北端に位置して、主体的建物が祈年殿であるが、壇内には他の建築や付属建築もある。圜丘壇、祈谷壇の付属建築の多くはその東方向に位置するので、天壇の西地域を広く構築した。内壇西天門内での南に偏る方向では城の堀に囲まれて、「斎宮」と称される宮城があり、それが皇帝が祭祀を行う前に「斎戒」するために籠もる所であった。

住所:北京市東城区天壇東路甲1号

北京旅游网翻译

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