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花の香が漂う北京を歩く旅:モクレン篇

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 绰约新妆玉有辉, 

 素娥千队雪成围。

 (新しく開花したモクレンの花は優雅で、美しく化粧した美人のように輝いている。遠くから見ると、無数の花と蕾をつける枝は雪に覆われるようだ。)

 ——《咏玉兰》明 · 文征明

 寒さがまだまだ残りますが、天気が日に日に暖かくなり、モクレンは咲き綻び、肌寒い三月にほのかな香りをもたらします。モクレンは満開のころ、花の香りが漂い、葉が伸びやかで、凛々と佇んでいます。開花期間の短いモクレンは前に突き進む勇気、プライドとど根性を持ち、縦横無尽に咲き争います。花が先にしぼみ、葉っぱが続いて舞い散るという独特な特徴を持つモクレンは人々に愛されています。北京ではモクレンを観賞するのなら、大覚寺、潭柘寺、頤和園、長安街をおすすめします。古い建築物と赤い壁に合わせ、モクレンは上品で素朴な姿を見せています。

 見頃:毎年3月下旬―4月中旬

 オススメの花見名所:長安街、頤和園、潭柘寺、大覚寺(満開時期順)

 1.長安街

 北京の都心でモクレンを観賞しましょう。長安街のモクレンは北京の春の花便りを届けてくれています。長安街のモクレンが咲いてから、北京の春は本当に訪れると昔の花好き人によく言われています。長安街において一番美しいモクレンが西長安街にあります。数十本のモクレンの木は南に向き、充分な日差しを浴び、早くとも毎年3月上旬に咲き初めます。赤い壁に白い花が添えられ、厳粛な美しさを漂わせます。それは古都の最も文芸的な花見スポットであります。

 国家大劇場の西北側に、シモクレンが一面に広がっています。モクレンはモダンな建築と相まって、それなりの趣きを醸し出します。夜になると、国家大劇場でライトアップショーが行われ、色とりどりの光の中でモクレンの独特な風格を際立たせます。

 2.頤和園の「香雪海」

 頤和園のモクレンはそれほど多くありませんが、広く評価されています。歴史をさかのぼってみると、頤和園のモクレンは250年余り前から栽培され始めました。楽寿堂の庭にモクレンが植えられ、1750年(乾隆の時代)から残ってきました。当時すでに鬱蒼としており、「香雪海」と称されています。1860年に英仏連合軍が北京を占領した時に破壊されてしまいました。その後、二本のモクレンが生き延び、200年以上の樹齢を誇っています。モクレンが満開になると、楽寿堂に入ると庭いっぱいの香りが漂っています。花の香りだけで人々をうっとりさせます。

 頤和園でモクレンの美しさを存分に堪能できます。古色蒼然とした建築物と優雅な姿を見せたモクレンは、友人同士のように互いに見守り合い、響き合っています。

 2018年に、北京市園林緑化局、北京市公園管理センターは全市で「北京で一番美しい樹王10選」というイベントを行い、頤和園の由緒あるモクレンは「北京で一番美しい樹王10選」の一つとして選ばれました。

 3.潭柘寺

 潭柘寺は京西門頭溝東南部の潭柘山の麓に位置しています。うららかな3月になり、暖かい春が近づき、花が笑み割れます。北京都心の玉蘭がすでに満開を迎えた後、潭柘寺の玉蘭はやっと次第になまめかしく咲き始めます。寺内のハクモクレン、キモクレン、シモクレン、トウモクレンなどは先を争い、咲き乱れています。

 潭柘寺の毗盧閣の東側には、高さ10メートル余り、木陰20平方メートル余りの「トウモクレン(中国語で二喬玉蘭と呼ばれる)」が2本あります。毎年3月末から4月初めに開花時期が始まります。

 「二喬」とはよく知られている三国時代の呉の喬公の花のような美しい顔を持つ二人の娘である大喬と小喬のことを指します。紫と白の二つの色を持つトウモクレンは、大喬と小喬のように異なる美しさを誇っていると考えられることから、「二喬玉蘭」とも呼ばれています。

 現在、世界でトウモクレンのほとんどはフランス人が接ぎ木を通じて栽培され、100年余りの歴史しかありません。潭柘寺にある二本のトウモクレンは明の中期に栽培され、400年余りの歴史があります。当時我が国の花卉栽培技術は時代を先取りしたことが窺い知れます。

 4.大覚寺

 大覚寺には古寺蘭香、千年銀杏、霊泉泉水、遼代古碑といった八の絶景スポットがあると言われています。そのうち、「古寺蘭香(古色蒼然とした寺とモクレンの香り)」はトップを占めています。大覚寺で玉蘭を満喫すると言うと、四宜堂の前の300年余りの歴史があるモクレンをお見逃しないでください。清の雍正の時代で迦陵禅師は自ら四川省から種を持ち、ここに植えたと伝えられています。高さ10余りメートルで、生い茂っています。花は拳のような大きさで、花弁が真っ白で、むせるような香りが漂っています。

 人々は、氷雪のような凛々とした姿を見せるモクレンの花を好んでいます。しかし、モクレンの美しさというと、花に限らず、中国の絵に描かれるような曲がった枝は古めかしい寺と映り合い、趣きを引き立て合います。乾隆帝のかつて振るった揮毫「無去来処」を仰ぎ見て、禅の心が感じ取れます。慧明茶院で、お茶を飲みながら、花見を楽しみ、癒される気分を味わい、リラックスしたひと時を過ごしましょう。

 大覚寺のモクレンに、清の納蘭性徳、近代の朱自清、胡適、溥心畲、張伯駒、兪平伯、氷心といった数多くの文人墨客は魅了され、賞賛の句をしたためました。

 潭柘寺、大覚寺などの山奥のモクレンは、開花が遅いながらも、時の足取りを遅らせ、多忙な人たちに春爛漫を楽しむチャンスを与えます。歩みの遅い春は私たちのために、素敵な春景色を呈してくれます。

 5.北京国際彫刻公園

 北京でモクレンが最も多いところと言ったら、北京国際彫刻公園であります。

 この公園は彫刻で名を馳せるようになります。ここには、40以上の国と地域からの優れた彫刻、浮彫、壁画が180余りあります。ただし、彫刻よりも多いのは、モクレンであります。現在、国際彫刻公園にはハクモクレン、キモクレン、シモクレン、トウモクレンといった5000本余りのモクレンが栽培されています。5ヘクタールを占めており、北京最大規模のモクレン観賞園となります。

 花見のヒント:花見に行く際、マスクの着用や時差入場などの防疫対策に注意してください。また、週末や祝日の人混みを避けるよう、よろしくお願いいたします。花と木に触ることは控え、花見のマナーに注意してください。【呉歆沁(実習) 訳】

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