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花の香が漂う北京を歩く旅:牡丹篇

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 三条九陌花時節 多くの街路は、(春の)いろいろな花の咲く季節となり。

 万戸千車看牡丹 極めて多くの家や多くの車で、ボタンの花を看ている。

 ――――『寄白司馬』徐凝 

 古代には「牡丹」という言葉はなく、牡丹のことを「芍薬」と呼びました。唐の武周の時代になってようやく「牡丹」という言葉が登場しました。牡丹は長安で栄え、宋の時代では洛陽、前蜀の時代では天彭で天下第一のものとなりました。2019年7月15日、中国花卉協会は、中国林業ウェブサイトと中国花卉協会ウェブサイトで「私の心の中の国花」という投票を始め、中国の国花に関する意見を募集しました。国民は国花への関心が高く、積極的に参加しました。投票結果によると、「牡丹を国花にしてほしい」という意見が8割近くを占めて1位となり、牡丹が国民の間で根強い人気を誇っていることが分かりました。

 牡丹を観賞用植物として鑑賞する習慣は、南北朝時代から始まり、多くの文献に記録されています。 劉賽客の『嘉記録』には「北斉の楊子華が牡丹を描いた」と書いてあります。牡丹が描かれているということは、少なくとも1400年前から中国で観賞用として栽培されていたことは間違いないでしょう。中国では、北には菏沢牡丹、南には洛陽牡丹があります。では、北京で最も有名な牡丹はどこにあるのでしょうか。今日は牡丹の名所3選をご紹介します。

 見頃:毎年4月の最終週から5月の中・下旬頃まで

 オススメの花見名所:景山、戒台寺、慈寧宮花園

 1.景山公園

 「人間最美春三月」と言われる通り、北京で1年のうち最も美しい時期は、春の陽気に満ちた陰暦3月、つまり現在の陽暦4月です。毎年のこの時、景山公園では「牡丹展」が開催されています。景山公園に牡丹を植えた歴史は、元の時代にまで遡ると言われています。元の時代に北京で大都城を建設したとき、景山はすでに王室の庭園となっており、王室が景山で大量の牡丹を植えていました。牡丹園には、有名な洛陽牡丹、河沢牡丹、珍しい甘粛牡丹、江蘇や浙江の牡丹があり、さらには日本の牡丹まで植えてあります。景山公園の牡丹は、昔から「背が高く、寿命が長く、花が大きく、色が鮮やか」ということで有名です。現在、景山牡丹園には、梨花雪、昆山夜光、洛陽紅、姚黄、二喬、黄金輪、黒牡丹、豆緑、掌毛案、龍胆紫などの貴重な品種が7,000本以上あります。花が満開になると、公園には香りが漂い、色とりどりの花が咲き乱れます。まさに「真国色」そのもので、目を奪われない人はいないでしょう。

 景山公園では過去2年、開花時期には夜の牡丹観賞会も開催されています。園芸家は、花壇に350個のLEDウォールウォッシュライトと36個の染色ライトを設置して園内全体を照らし、5色の色が瞬間的にジャンプするようにしました。また、このライトは牡丹の美しさをさらに強調し、園内には設置される牡丹の看板は、牡丹、鯉、詩詞など多くの伝統的要素を加えました。古典的な牡丹の詩、周囲の古代の建物、赤い壁、古木と名花が渾然一体のように見え、自然で静かな雰囲気が加えられました。

 2. 戒台寺

 戒台寺で牡丹を見るには4月末から5月初めまでが一番の時期です。このお寺の牡丹は、品種が有名で、大輪の花を咲かせる色鮮やかなものが多く、ピンク、白、黄色、赤など色とりどりです。開花時期になると、戒台寺の牡丹が満開になり、花を楽しみながら仏様を拝むことで、人々の商売繁盛、幸運、幸福を祈る気持ちがいっぱいになります。

 戒台寺の古めかしい牡丹は、歴史的・文化的な魅力に溢れており、香りが良いだけでなく、美しくて変化にも富んでいます。戒台寺の牡丹は清の時代から植えられてきました。本によると、1764年に乾隆帝が来寺して牡丹を寺に贈り、牡丹が寺の北宮に植えたとのことです。1884年、宮廷内の権力紛争により、慈禧太后に罷免された恭亲王奕䜣は、病気を療養することと避難のために来寺しました。奕䜣は、北宮院の大規模な改築に資金を提供し、自分の王府から有名な品種の牡丹を庭内に移植しました。その中には珍しい黒牡丹も含まれています。その後、北宮院に牡丹がたくさん植えてありますから、人々はここを「牡丹園」と呼ぶようになりました。

 3.故宮慈寧宮花園

 故宮には4つの花園があります。 堂々とした荘厳な御花園、巧みで美しい寧寿宮花園、壮大な建福宮花園と比較すると、慈寧宮花園は極めて上品で、静かで荘厳です。明王朝に建てられたこの広い庭園は、もともとは太皇太后、皇太后、太妃、太嫔たちの休息の場であり、仏教の儀式を行う場所でした。庭園の総面積は6,800平方メートルで、南北の長さは約130メートル、東西の幅は約50メートルです。庭園の北側には臨渓亭や咸若館など11つの建物があり、南側には花木が繁茂し、臨渓亭周辺の花壇や咸若館の前庭には牡丹や芍薬が密集に植えられています。華やかな牡丹は中国代々の宮廷や文人に愛されており、絵画の重要な素材であるだけでなく、様々な工芸品の装飾にもよく使われています。故宮博物院は「故宮博物院牡丹文物展」を開催したことがあり、186点の文物を展示していました。展示された装飾品は、様々な特徴を持っており、牡丹の優雅な魅力を十分に表現しています。工芸品と花はお互いの美しさを共有し、一方はカラフルな光景、もう一方は驚くべき巧みなものです。

 花見のヒント:花見に行く際、マスクの着用や時差入場などの防疫対策に注意してください。また、週末や祝日の人混みを避けるよう、よろしくお願いいたします。花と木に触ることは控え、花見のマナーに注意してください。【蔡欣怡(実習) 訳】

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