春に向かう列車に乗って、北京郊外でお花見を楽しもう

2021-03-17

3月の北京は次第に暖かくなり、桜と杏と桃と梨の花が一緒に春の宴に駆けつけてくれます。そよ風が吹き、柳の枝が芽吹く春めいた季節に、北京郊外で多種多様な花々とともに春を楽しめましょう。「春に向かう列車」と称される北京市郊鉄道S2号線に乗り、居庸関長城、水関長城、八達嶺長城を経由し、以下の郊外スポットで花見しましょう。桃の花と杏の花が山一面に咲き誇っており、列車が花の海を通り抜けるにつれて、時間もまるでそのまま止まったような気がします。

居庸関長城

居庸関長城は昔から「花木長城」と言われ、金の時代の「燕京八景」の一つであるとされています。春爛漫の候に、杏の花は季節通りに咲き初めます。居庸関長城の「花の海」という美名は決して名ばかりではありません。居庸関長城区から八達嶺長城区までは、「関溝段」と通称されています。万里の長城に沿って、山には桃の木と杏の木が生い茂っています。春になると、美しさを極める景色を呈します。「関溝段」はかつて京張鉄道の建設における最も困難な区間でありましたが、現在で北京において一番詩情あふれたなスポットとなります。 氷雪が溶けてから、ここには山の花が咲き乱れます。薄い白の杏の花がまず先に咲き綻び、続いてピンクの桃の花が笑み割れます。清明節の前後の際にして、花々は山一面を鮮やかに彩ります。ウグイスが鳴いて初めて最後の花弁が舞い散ります。

住所:北京市昌平区南口鎮居庸関村

アクセス:S2号線に乗り、居庸関駅まで降ります。

八達嶺長城

八達嶺長城は数百ムーの杏の木に恵まれ、両側の山に野生の杏の木がたくさんあります。初春の候に、万里の長城に登り、「十里の杏花は咲き盛り、千頃の梅花は香り漂う」という詩句に描かれた杏の花の醍醐味を堪能しましょう。開花の季節を迎え、百ムーの杏の花が競って咲き誇り、山間には果てしないピンクが広がります。見上げると、古代の万里の長城は巨大な竜のように花の海を遊び戯れています。白とピンクの杏の花が青と灰の長城と映り合い、薄緑の草木に加え、いろいろな色彩はこのシーンに溶け込まれています。それを目にして、昔の記憶を蘇らせ、願いを叶えるような幸せを与えてくれます。

住所:北京市延慶区軍都山関溝古道北口

アクセス:S2号線の黄土店駅に乗り、居庸関駅を経由し、八達嶺駅まで降ります。

延慶龍慶峡

龍慶峡は南の繊細さがありながら、北の雄大さもあり、さすがに北京の「小漓江」とされています。山谷の風景は美しく、崖には独特な形を持つ石灰岩がいっぱいあり、形によって鎮山如来、石熊跳岩、九連洞、鶏冠山、金剛山、馬蹄潭、将軍岩などの名が付けられています。スポットの遊覧船に乗り、山谷を遊びつくし、自然の神技を満喫できます。龍慶峡の温度は北京都心より低いので、湖や谷の氷はまだ完全に溶けていません。きらびやかな氷の花はあでやかな山の花と相まって、不思議な美しさを見せます。

住所:北京市延慶区龍慶峡

アクセス:S2号線に乗り、延慶南駅まで降りてから、875番のバスに乗り換え、龍慶峡に到着できます。

延慶百里山水画廊

延慶の百里にわたった画廊は四季折々の花が一面に咲き乱れます。西から東まで長さ47キロのエリアに位置する八千ムーの花畑では、つぼみが徐々に咲き始めます。山花が咲き誇り、色とりどりの姿を見せ、多くの観光客を引き付け、写真を撮りに足を運びます。山川に囲まれたここを観賞ながら、目に映る風景が一歩一歩とともに変わりつつあります。山紫水明な白河谷地と風光明媚な黒河峡谷は緑豊かな木々に包まれています。ミステリアスな烏龍峡谷、荘厳な朝陽寺、古色蒼然とした関帝廟、そして鬱蒼とした大灘ジャングルなどの豊富な観光資源に恵まれています。

住所:北京延慶区千家店鎮ジオパークの千店園区

アクセス:S2号線に乗り、延慶駅まで降りてから、延慶南菜園バス停で920番バス(千家店方向)に乗り換え、到着できます。

延慶野鴨湖湿地公園

野鴨湖は華北地方で最大、また北京唯一の湿地鳥類自然保護区であります。公園は北京市延慶県北西部に位置しており、人工湿地であります。3939ヘクタールを占めており、北京で唯一無二の湿地鳥類自然保護区とされています。

春になると、白鳥はのんびりと湖を泳ぎ、鶴は高く響き渡るほどの鳴き声を出し、オオノガンは悠々自適に餌を取り、鷹は空高く飛び続け、雁は列を作って羽ばたき、調和のとれた美しい絵巻を描き出します。

住所:北京市延慶区八達嶺長城の麓の官庁湖の畔

アクセス:S2号線に乗り、延慶駅まで降りてから、バス921番に乗り換え、野鴨湖駅まで降ります。

列車に乗りながら花の海を満喫するのはとても楽しいことであります。ただし、S2号線は発車時間の調整を常に行うので、皆さんはS2号線に乗る時、列車の運行時間を予め調べてください。【呉歆沁(実習) 訳】

北京旅游网翻译

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