五道営胡同から南鑼鼓巷へ!癒しの旅をするサイクリングロード

2021-04-26

北京の胡同はずっと「文芸青年」(「マイナーな音楽や映画を好み、黒ぶちメガネをかけ、やせ型でスキニーパンツを履いて、自分の世界に生きていること」が特徴)がよく訪れる場所です。近年、北京の胡同では外見レベルめっちゃ高いレストラン、カフェ、小さなバーが増えています。特に五道営胡同、国子監街、方家胡同などはニッチで特色あるSNS映え店が多くあります。「癒し」のスポットが多くあり、生活感かつ文化的な雰囲気がたっぷりとしたサイクリングロードを紹介しましょう!

サイクリングロード3:五道営胡同→孔廟→方家胡同→菊児胡同→南鑼鼓巷

五道営胡同

ちょっとおしゃれなレストランやショップが並ぶ五道営胡同は、北京最大のチベット仏教寺院である雍和宮の近くにあります。五道営胡同は東西で通り抜ける路地で、約632メートルの長さがあります。

三百年前、五道営胡同は明王朝の守衛が宿泊する場所でした。現在の五道営は綺麗に整備され、屋根瓦も綺麗になり、草花も植えられ、近年になって賑わうようになっています。

胡同の両側にはレストラン、喫茶店などのお店が並んでいます。和食のお店、お寿司屋さんなどもありますよ。古めかしい北京の雰囲気を漂わせつつも、西洋の香りがしてきます。若者にとって、文芸的な雰囲気を体験できる素晴らしい場所といえます。

静かなカフェ、綺麗な手作り作品館、猫をテーマにした手作り磁器ギャラリー店と素食レストランなどが至るところでお目に見えます。国内外からの観光客も多くにぎわっていながら、ここではゆっくりと北京を感じることができますよ。

住所:北京市東城区五道営胡同

孔廟

孔廟は中国元、明、清三つの時代で孔子を祭った場所です。何度も修繕されているが、その構造は基本的に元代のままです。三つの中庭があり、中軸線の建築は南から北へ順に大成門、大成殿、崇聖門及び崇圣祠です。元、明、清三つの時代の進士たちによって書かれた碑が198枚あります。張之洞など、歴史教科書でよく出てくる名前がここにはたくさんあります。本場の北京雰囲気を堪能したいが、故宮で人混みにまざりたくないなら、ここに行くといいでしょう。

孔廟は北京東城区国子監街に位置しています。国子監街は元の初期に建てたもので、明の時代は「国子監孔廟」と呼ばれていました。国子監街では古い北京城の路地の姿が今も残されています。また、国子監街は北京では唯一牌楼を残している胡同であり、四つある牌楼は東西の入り口に一つずつあり、残りの二つは国子監の近くにあります。

道路の両沿いにある街路樹は、700年間の歴史を物語っているようで、見上げても空が茂みに覆われ、夏は涼しく木漏れ日が道にきれいな影を描きます。歴史のある建物以外にも、ここにはデザイナーズ家具や個性的な雑貨店も多く出店しています。

住所:北京市東城区国子監街13号

方家胡同

方家胡同にはネットで人気のカフェやショップが多く集まっています。歴史を感じさせる建築物と新しいショップが交互に現れるのがその魅力です。胡同の入り口には、この胡同の歴史が簡単に記されています。なんと、700年も昔からある、歴史ある横丁だということが分かります。

現在、方家胡同に住んでいる人たくさんいます。天気が暖かくなると、住民たちは夏木陰で夕涼みしていたり、将棋をさしていたりします。新旧がいりまじり、いまも成長を続けているのが「方家胡同」であります。北京の暮しをみるのにはぴったりです。

伝統と流行が共存するのがここの最大な特徴です。胡同のなかの民家や町工場の一部は、貸し出されてギャラリーになり、「46号」のようにホットスポットに変身しました。胡同に面白いミニ芸術園区があります。レトロな雰囲気が漂う方家胡同は魅力的なところです。いろいろなスタイルが撮れるこのスポットで、今は多くの芸術家に注目されています。

今、方家胡同46号にはさまざまな芸術分野のエンティティーが集まっています。例えば、ホテルや小劇場、芸能団体、文化サロン空間、建築芸術、ビジュアルデザイン、新しいメディアアート、現代芸術センターなどが挙げられます。

住所:北京市東城区安定門内大街方家胡同

菊児胡同

菊児胡同は北京東城区の西にある胡同で、明の時代には局児胡同、清の乾隆の時は桔儿胡同と呼ばれ、清の宣統の時は菊児胡同になりました。その幅は6メートル、全長は438メートルです、観光客が多く訪れる南鑼鼓巷と隣接しているから、その近くでは賑やかで人が多いです。多くの個性的な商店がここに根を下ろしました。しかし、奥に進むとまた静かになり、閑静な四合院に出会うことができます。

数多くの胡同の中にも特に可愛いらしい名前を持つこの胡同だが、実はその名前は何度も変わってきました。明の時代では、「局児胡同」と呼んだが、清の乾隆帝の時代になるとまた「桔児胡同」と改名しました。年月が経ち、清朝・宣統帝の時代になってから、今の「菊児胡同」に定着しました。

名前と違い、この胡同に住んでいたのは中国の歴史上で有名な人物ばかりです。清の大臣「栄禄」の私邸もかつてここにあり、家屋、庭、宗祠に分かれ、豪華な中国園林は今も一つの伝説として残されています。しかし、近年は近くにある三里屯の街づくりの影響も受け、菊児胡同も大きく変化しました。

住所:北京市東城区菊児胡同

南鑼鼓巷

南鑼鼓巷は北京の有名な観光スポットで、全長786メートル、左右に8つの胡同(フートン)があり、「ムカデ」のような構造であります。800メートルは最速でも数分で走れますが、これらの小さな店で買い物を終えるには1日かかるかもしれません。

南鑼鼓巷は商業的な雰囲気が強いと思われる人が多くいます。「癒し系」の旅行先なら、いつも喧騒から離れ、人が少なくて景色が美しい静かな場所を好んでいます。実際に見たところ、今の南鑼鼓巷では、多くの聞き覚えのある老舗が一新し、新しい店が時代の潮流に乗ることがわかりました。生活感かつ文化的な雰囲気を楽しめる「癒し系」の北京風情街と言っても過言ではないでしょう。

ここには伝統工芸品の店が多くあります。例えば、通称「クロイザネイ」は「燕京八絶」の一つで、その制作技術は国家級無形文化遺産に登録されており、北京の特色を持つ伝統工芸品であります。また、伝統工芸品であるウサギフィギャリン(兎児爺)は魔除けと幸運を祈るという意味を持っています。ゾウ、虎、麒麟、ひょうたんなど異なった形はそれぞれ異なった意味を持っています。友人や親戚への贈り物として最適です。ほかには、人形、北京扇子、南鑼民俗文化館、益徳成鼻煙壺、姓氏文化に関する百家姓文化館などで北京文化を味わることができます。

古い冷蔵庫、白黒テレビ、紅白ゲーム機、テープレコーダーやテープ、壁に貼られたスラムダンクのポスターなど、80、90年代の思い出がここにあります。そして、上海からの古典的なレトロシリーズ、揚州の老舗である謝馥香など女子学生が好む化粧品も多くあります。

世界中の美味しい食物がここで大集合です。文宇チーズショップには小豆ダブルスキンミルク、オリジナルチーズ、ミルクロールなどがあります。とても人気であり、顧客がずらっと並んでいます。また、各地の特色ある軽食、すき焼き、ロマンティックなフレンチ・アフタヌーン・ティーなど、いつもあなたの好みを満たすことができます。

住所:北京市東城区南鑼鼓巷胡同

おすすめSNS映え店

Sixtyバー

外見レベルめっちゃ高いSixtyはロゴがないため見逃しやすいから、行きたいお客様は気をつける必要がありますよ!おすすめは迷城、望梅止渴(梅林を見て喉の渇きを止める)、ムーレッドワインなどです。お酒に強けば、ここで好きなものを飲めないことを心配する必要がないです。

住所:北京市東城区東城区五道営胡同と箭廠胡同の交差点から東へ

METAL HANDS(五道営店)

METAL HANDSという店は面積がそれほど大きくないし、インテリアが派手と言えないですが、明るくて居心地がいいのです。バースペースとフローリングに使われたマーブルモザイクとガラス天窓といったエリアを気に入ります。インテリアはシンプルで、細長いスペースの右のほうにはコーヒーカウンターがあります。きれいなコンクリート壁、木製のテーブルと椅子、そして飾りの花と相まって、生き生きとした活気ある小さなカフェとなります。

Metal Handsの豆は自家焙煎なので、コーヒー豆に対するこだわりのある人にも便利です。バリスタはお客様の好みに応じて産地別のコーヒー豆をお勧めします。

住所:北京市東城区五道営胡同61号

御菓子

御菓子は菊児胡同の中にあり、抹茶をテーマにしたスイーツ店です。店内の飾りは和風で、シンプルでありながら温かみが感じられます。抹茶ミルフィーユにはサクサクとしたナッツとふんわりとしたクレープがバランスよく調和し、甘さと抹茶の濃厚なほろ苦さとの相性が良く、飽きることない美味しさです。

ティラミスは甘くて柔らかく、抹茶大福はモチモチしており、ほろ苦い抹茶とクリームのほのかな香りが完璧に融合しています。甘いものを食べることは心の癒しに最高ですよ。

住所:北京市東城区五道営甲75号

猫小院レストラン

猫小院レストラン(南鑼屋)は南鑼鼓巷菊児胡同20号にあり、胡同の寸土たりとも金に値するところに位置しています。空間をフル活用して、地上3階、地下2階の5階建てで、猫専用の通路も設けられています。

二階の一面の壁にはネコベッドが均一に設置されています。猫が多くて、とてもかわいいです。子供たちは猫と身近に触れ合えるだけでなく、キャットフードを買って猫に与えることもできます。猫の数が多いだけではなく、種類も多くてあります。

レストランの食べ物の値段があまり高くないし、洋風ライトミールは40-50元ぐらいで、見た目も味もとてもいいです。また、各種のドリングもそろっています。

住所:北京市東城区南鑼鼓巷菊子胡同20号猫小院レストラン(南鑼店)

星乃川

星乃川は和式のイタリアレストラン&バーです。正午と夕方にイタリア料理のディナーを提供し、午後はアフターティーがあり、夕方になると、レストランは和風のバーに変わります。ゆっくりと料理を楽しみたい方でも、思う存分にお酒を飲みたい方でも、ここがお薦めです!

住所:北京市東城区五道営胡同七十三号院の正対面

京兆尹

京兆尹は五道営胡同に位置し、伝統建築の四合院にある素食レストランです。その東側は雍和宮、南側は南臨成賢街孔廟と国子監です。北京でとても人気があります。

京兆尹は快適なダイニング環境を作り出すために、建築家は中庭をレストランの焦点にし、また照明のためにガラス製の屋根を付け加えました。空間のプライバシーを確保しながら、屋外の景色も楽しむことができます。

シェフが丁寧に作ったデザートは脂っこくなくて美味しいです。京兆尹の素食は、中国の栄養学と洋式の装飾を組み合わせたもので、味覚でも視覚でも楽しめます。

住所:北京市東城区雍和宮五道営胡同2号

文・北京旅行網

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