初夏の五道営胡同へどうぞ

2021-06-08

初夏の週末に2日とも出かけて遊びたいと思っている方は、東城にある、写真も何もかもが文学的で芸術的な場所、五道営胡同へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

歴史・伝奇

五道営胡同は安定門の東側の城壁内に位置し、雍和宮大街や安定門東大街、孔廟、国子監とは隣接しており、地壇と向き合っています。明の時代に崇教坊に属しており、都市を守るための軍の大隊がここに駐留していたため、「武徳衛営」と呼ばれていました。

資料によると、徐達は元大都を攻略した後、大都の北城が遠いのを見て、都から追放されたばかりの元朝残党の反撃を防ぎとめるため、五道営の北側に土塁を築いたそうです。その後、この壁は北京の北側の境界線となりました。五道営は安定門東側の城壁の内側にあり、自然に駐屯兵の場となっていました。安定門を守る部隊が右軍都督府傘下の武徳衛であったため、「武徳衛営」と呼ばれていました。

清の時代、満族の人々が「武徳」の中国語漢字の発音に合わせてここを「五道営」と改名しました。乾隆時期以降、ここは基本的に胡同の様相を形成しました。胡同の北側にはまだ兵営を中心とした建物が数軒ありましたが、南側にはすでに住宅がたくさん集まっているようになりました。

民国時代には、ここに住む人口がどんどん増えました。胡同の住人によると、北京の安定門から東直門までの城壁を建設した際に、多くの職人がここに住み着いたそうです。

新中国建国後、この600メートルぐらいの胡同には69の中庭があり、1965年に地名が是正され、正式的に「五道営胡同」と命名されました。

五道営が開発される前は、ほとんどエリア住宅区でした。早朝、温かい豆乳と油条を食べたり、朝市で新鮮な野菜や果物を買ったりして、五道営の一日はここから始まります。

現在の様子

文芸ショップ

近年、五道営胡同はリノベーションによって文化的・芸術的な胡同へと徐々に進化されてきました。旧跡が整備されていて、環境条件も整っているため、多くの人がここに店を構えるようになりました。

フレッシュでなベジタリアンレストランや多様なクリエイティブショップ、静かなカフェ、洗練された手作り工芸品ショップなどは至るところに見かけられます。

ショッピングに疲れたら、カフェを選んでコーヒーを注文して、心地よい音楽を聴きながら、窓の外に広がる街の胡同生活を眺めてみてはいかがでしょうか。

撮影場所

撮影のメッカであるロマンチックな五道営には、毎日数え切れないほどの撮影が行われています。女の子の笑顔、カップルの甘さ、子供の楽しさを常に目の当たりにしています。

スローライフ体験

胡同には緑が数多く植えられており、夏には青々とした木が、秋には赤い紅葉が楽しめます。四季問わず美景があります。

人がたくさんいる南鑼鼓巷とは違い、五道営胡同はより静かで多様性に富んでいます。

胡同の中を歩くと、画家たちが創作に酔っているところも、多くの観光客がここを散歩したり休憩したりするのも見かけ、みんな胡同の格別な美しさを探求しようとしています。

静かで、文学的なスローライフ、人生のすべてが東城のこの小さな胡同に集中しています。五道営胡同は、古い胡同の新しい物語を伝えています。静かな街並み、急いでいる人々、階段でのんびりしている猫など、すべてがゆったりとした雰囲気です。【許洱 訳】

北京旅游网翻译

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