中国共産党の初期革命活動名所巡り:陶然亭公園-中山公園

2021-06-30

今年は中国共産党創立100周年であり、北京市文化観光局は、市民が赤の観光資源を訪れ、赤の思い出を体験できるよう、10の赤い観光ルートを正式に立ち上げました。今回は、中国共産党の初期の革命活動の場である「陶然亭公園」と「中山公園」の見学コースをお勧めします。

1952年に建設された陶然亭公園は、古典的な建築物と近代的な造園芸術を融合させ、中華民族の「亭文化」を中心とした歴史的・文化的な名園です。公園内の古寺「慈悲庵」は、かつて中国共産党の創始者や先駆者たちが密かに革命活動を行った場所です。中山公園は、記念的な古典園林で、公園内にある「来今雨軒茶室」は、100年以上前に、李大釗、鄧中夏などの先進的な知識人や魯迅、葉聖陶などの文人がお茶を飲みながら友人と話し合っていた場所です。

陶然亭公園

1952年に建設された陶然亭公園は、古典的な建築物と近代的な造園芸術を融合させ、中国の「亭文化」を主な内容とする歴史的・文化的な名園で、国家レベルの4A景勝地(景観)です。公園の面積は56.56ヘクタールで、そのうち水域は16.15ヘクタールです。

陶然亭は清の時代の有名な亭で、中国四大亭の一つです。1695年、当時窯場の監督をしていた江藻が慈悲庵であずまやを建て、唐の詩人・白居易の詩から「陶然」の意味合いを取り、横額に刻んだのです。これが公園の名前の由来です。

庭園内にある慈悲庵は、元の時代に建てられたものです。林則徐、龚自珍、秋瑾などの有名な愛国者たちは、しばしばここで詩を詠み、自分の気持ちを表していました。「五四運動」の前後には、李大釗、毛沢東、周恩来などの革命家たちもここで革命活動を行ったことがあります。現在、この場所は北京の重点文物保護単位となっています。中央島には、中国共産党の初期の有名な活動家である高君宇と恋人の石評梅の墓碑があります。

1985年には、公園の南西部に10ヘクタールの広さを持つ「華夏名亭園」が設立されました。華夏名亭園は、2000年以上の歴史を持ち、6省9市の全国から選ばれた10以上の有名なあずまやあります。選ばれたあずまやは、様々な形や特徴を持ち、建築芸術的価値の高いものばかりです。

住所:北京市西城区太平街19号

アクセス:地下鉄4号線の陶然亭駅で下車します。 

中山公園

北京の中心部、天安門広場の東側に位置する中山公園は、23.8ヘクタールの面積を持ち、古典的な祭壇や寺院の園林です。

遼の時代、ここは興国寺であり、元の時代に万寿興国寺と改称されました。明の永楽18年(1420年)に、『周礼』の「左祖右社」に基づいて社稷壇として建てられました。 皇帝が大地の神と穀物の神を祀った場所であり、皇権と国の収穫の象徴でもあります。明の永楽19年(1421年)から清の宣統3年(1911年)まで、明・清の皇帝や官吏がここで1300回以上の儀式を行いました。

1914年、北洋政府内務総長の朱启钤の発案により、社稷壇は公園として開放され、当初は中央公園と呼ばれ、当時の北京で最初の公共園林となりました。1925年、孫文が亡くなり、園内拝殿(現在の中山ホール)に棺が置かれ、公的な追悼式が行われました。この民主革命の偉大な先駆者を記念するため、1928年に「中山公園」と改称されました。

新中国建国後、毛沢東、劉少奇、周恩来、朱徳、鄧小平などの党と国家の指導者が来園し、大規模な遊園活動に参加しました。園内には、遼の檜、社稷壇、中山堂、平和守り広場、蘭亭碑亭、格言亭、蕙芳園、唐花塢などの有名な景観があります。

中山公園にある来今雨軒茶室は、1915年に建てられました。1年以上の修繕を経て、今年の6月1日に正式に公開されました。この10日間で、2000人以上の人が予約をして訪れ、100年前の茶室の赤いマークについて学び、歴史的な写真と展示で歴史を振り返り、李大釗、毛沢東、鄧中夏などの中国初期の共産主義者が1920年代頃にマルクス主義を広めた初心を感じています。

来今雨軒茶室に対し、多くの人の第一印象は、茶屋、食事かもしれませんが、100年前の来今雨軒茶室は、中国の進歩的な若者の栄光と夢に満ちていました。正門に掛けられていた「春秋の好日を逃すべからず、雨風に故人来るのは最も難しい」という対句のように、当時の多くの進歩的な若者は意気投合した革命家の同志たちと共に光に向かって、ここで革命思想を広めようとしていました。

また、ホールの西側には特別な展示コーナーがあり、54枚のフロアタイルが透明なガラスカバーの下に整然と並べられています。これは、1915年にドイツから輸入されたタイルで、当時はホールの入り口に敷かれていました。現在は集中的に保管されています。ホールの床タイルは、民国時期の職人の技とパターンに合わせて焼き直して敷き詰められたものです。

修復後に再開されたスペースでは、1920年代と1930年代の茶室の経営を復元しただけでなく、展示をアレンジし、展示物を設置しました。「展示と使用が一体になる」ことを通して、訪問者に没入式の体験を与え、革命旧跡で赤い物語に耳を傾けるようにすると考えています。

予約方法:無料のガイドサービスを実施していますので、ご利用ください。パッケージツアーのお客様は、一日以上前(9:00~16:00)に「北京市中山公園」のWeChat公式アカウントでご予約いただけます。ガイドの時間帯は、9:00、10:00、11:00、14:00、15:00の五つとなっていて、団体予約数は1回につき7~15名です。ほかの来場者は現地でガイドサービスが予約でき、予約状況に応じて公園側で現地ガイドを手配します。また、来場者は「北京市中山公園」のWeChat公式アカウントで「オンラインガイド」を聞くこともできます。

注意事項:展示・営業面積が限られているため、安全性を確保するために、室内での受付人数は最大60人で、室内の来場者が上限に達した場合は、スタッフの指示に従って見学してください。

住所:北京市東城区中華路4号

アクセス:

1.1番、5番、52番のバスに乗り、天安門西駅で下車し、道路の北側を東に向かって徒歩3分で公園の南門に到着します。5番のバスに乗り、中山公園西門駅で下車し、道路の東側を北に向かって徒歩3分で公園の西門に到着します。

2.地下鉄1号線「天安門西駅」で下車し、B出口から道路の北側を東に向かって徒歩3分で公園の南門に到着します。【許洱 訳】

北京旅游网翻译

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