革命聖地・盧溝橋周辺巡り:中国人民抗日戦争記念館‐宛平城‐盧溝橋

2021-07-02

今年は中国共産党創立100周年であり、北京市文化観光局は、市民が赤色の観光資源を訪れ、赤色の思い出を体験できるように、10の精選された赤色観光ルートを正式に立ち上げました。今回は中国人民抗日戦争記念館、宛平城、盧溝橋といった革命聖地を巡る観光路線をお勧めしたいと思います。

中国人民抗日戦争記念館は1987年に建てられた中国人民抗日戦争の偉大な歴史を全面的に反映した全国唯一の大型な総合的記念施設であります。そして、宛平城は華北地域で完璧に保存された唯一の両門衛城であります。盧溝橋は華北地域で現存する最古の石造アーチ橋であり、11個のアーチからなっています。「盧溝暁月」は名高い「燕京八景」の一つに選ばれ、長きにわたって大勢の観光客を魅了しています。

中国人民抗日戦争記念館

1987年に建てられた中国人民抗日戦争記念館は、中国人民抗日戦争の偉大な歴史を全面的に反映した全国唯一の大型な総合的記念施設とされています。毎年7月7日に際して、「抗日戦争記念イベント」がここで開催されています。厳粛な雰囲気が漂う中で歴史をしのび、愛国主義教育を行う重要な場所であります。

濃厚な中華民族の特色ある今風な抗戦館は主にエントランスホール、展示ホール、インタラクティブパノラマホール、準備室から構成されています。全体の設計と造形がシンプルで、厳かな場にふさわしい色合いで、建築の特徴をさらに際立たせています。

インタラクティブパノラマ映像システムによって、インスタレーションアートは最先端の水準に達し、「七七事変(盧溝橋事件)」の戦闘シーンは見事に再現されています。しかも、英烈ホールに設置された「七七事変」をテーマにした彫刻は一段と心に揺さぶりをかけます。

中国人民抗日戦争の偉大な勝利を収めたことで、中国が世界における大国の地位を再び確立し、中華民族の偉大な復興への未来を切り開き、中国が絶体絶命の窮境から脱し、日に日に栄えていく道を歩み始めました。中国人民であれ、世界の人々であれ、この尽きせぬ讃嘆と感動に満ちた偉大な勝利を永遠に心に銘記する価値があります。

住所:北京市豊台区盧溝橋城内街101号

開放時間:午前9時~午後4時30分(火~日)

宛平城

宛平城は由緒ある盧溝橋の東側に位置しており、盧溝橋と隣り合っています。中国の華北地域で完璧に保存された唯一の両門衛城として、盧溝橋とともに、1961年に第一陣の中国重点文物保護単位に指定され、2005年に中国の紅色観光の定番スポットに選ばれました。

宛平城は明の宦官の武俊の主導の下で、1638年に着工され、1640年に竣工しました。元々は「拱北城」と呼ばれましたが、清の時代には「拱極城」と改称されました。1937年7月7日、日本からの侵略者は盧溝橋と宛平城で「七七事変」を発動しました。宛平城は当時の歴史を目撃し、今でも城壁には当時の日本軍による砲撃の痕跡が残っています。

現在、宛平城は幾たびも修繕が行われました。宛平城では宛平県衙(県役所)、盧溝駅、興隆寺、拱極営などの建築が再建されたほか、北京の伝統的な民俗文化を展示するプラットフォームとして劇場などが建てられました。修繕を終えた宛平大街は歩行者天国となり、古色蒼然としたムードが漂い、明清文化が楽しめます。

宛平城は小さな町ながら、巍然たる軍事要地であります。宛平城は一般の街と異なり、橋頭堡として盧溝橋から北京への交通の要路を守っています。 今、宛平城は各地からの観光客が訪れるのを待ちわびています。

住所:北京市豊台区西五環盧溝橋東城北街

アクセス:西道口駅でバス896番・983番・952番に乗り、抗戦彫塑園駅まで降りてから、837メートル歩いて宛平城に到着します。

盧溝橋

北京市中心部から南西に15キロメートル離れた永定河に架かる盧溝橋は、金大定二十九年(1189年)に着工され、金明昌三年(1192年)に竣工し、八百年以上の歴史を誇っています。最初は「広利橋」と名付けられました。『日下古聞考』には、「桑干下流为卢沟,以其浊故乎卢沟(桑干河の下川は盧溝、濁り故に盧溝と呼ぶ)」と記載されています。すなわち、戦国時代の燕人は黒い濁りを盧(中国語表記:卢)とし、盧溝河に架かる橋なので「盧溝橋」と呼ばれています。

盧溝橋は1961年、国務院によって第一陣の中国重要文物保護単位に指定され、2005年に中国の紅色観光の定番スポットに選ばれました。七七事変がきっかけになり、八年間にわたった抗日戦争の狼煙はここで上がり始めました。盧溝橋は歴史の橋や芸術の橋でもあれば、英雄の橋でもあります。

盧溝橋は華北地域で現存する最古の石造アーチ橋であり、全長266.5メートル、幅9.3メートル、11個のアーチからなり、両脇の「石欄雕柱」(石彫刻の欄干)にはそれぞれ形と大きさの異なり精巧を極めた石獅子501匹が飾られています。橋の東西両端には漢白玉碑があり、東には清の乾隆帝の筆による「盧溝暁月」碑があり、「盧溝暁月」は有名な燕京八景の一つに数えられ、数百年にわたって国内外の観光客を引きつけています。

開放時間:午前8時~午後5時(午後4時30分で入場停止)

入場料:大人20元(WeChat公式アカウント「盧溝橋文化観光区」で事前予約ができます)【呉歆沁 訳】

北京旅游网翻译

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