北京の郊外は、山と水が織りなす絵のように美しい風景が広がっています。春になると、山には花が咲き乱れ、野遊びに良い場所となります。夏になると、青々とした木々は良い避暑地となります。秋になると、紅葉した山は紅葉狩りの最適な場所となります。冬になると、雪と氷の美しさはまるでおとぎ話の世界のようで、特に延慶の氷瀑や氷灯籠は魅力的です。

延慶は北京の北西部に位置し、雄大な万里の長城の麓、美しい「嬀水湖」のほとりにあります。 北京の16区の中で、最も空気の質が良く、森林の緑化率が高く、清潔度指数が最も高く、最大の湿地帯と豊富な観光資源を持つ地域です。

延慶は、中国初の全域観光模範区の一つであり、2019年北京世界園芸博覧会の会場であり、2022年北京冬季オリンピックの三大競技会場の一つでもあります。今年、延慶はシートリップが発表した「2020年人気旅行先ランキング」の野遊び場所トップ5に選ばれました。延慶の観光資源は非常に豊富で質が高いだと言えます。

現在、延慶の後背地には、北京―新疆、北京―崇礼、北京―チベットの3つの高速鉄道と、「春への列車」と言われる有名なS2路線があります。北京―張家口高速鉄道の開通により、延慶も北京の1時間生活圏に含まれることになりました。交通の障壁がなくなり、延慶への移動が便利になりました。今日は、延慶ドライブツアーのルートの一つである「世界公園ドライブツアー心の旅」をお勧めします。

1日目：八達嶺万里の長城観光→縁福鉄鍋料理→北京世園公園→世園隆慶ホテルチェックイン→夕食

八達嶺長城（AAAAA）

八達嶺万里の長城は北京市延慶区に位置し、燕山山脈の崇高な山の中に曲がりくねっています。数多くの長城の関の中で最も歴史的で、文化的に豊かで、よく保存されている区間です。万里の長城の代表であり、明代の長城の中で最も優れた部分であります。

「新・世界七不思議」では、悠久なる歴史と文化、そして圧倒的な国際的影響力でトップに輝きました。

住所：北京市延慶区八達嶺鎮

電話番号：010-69122222

縁福鉄鍋料理

八達嶺万里の長城に近くある縁福鉄鍋料理では美しい景色が楽しめます。目玉商品の鉄鍋料理は、ガチョウ、新鮮な魚、ニワトリ、ラムチョップ、牛肉が入れられます。東北名物の貼餅を添えて、蓋を開けると、香ばしい料理の香りが食欲をそそります。レストランでは雰囲気が良く、ガラスの通路を持つ2階から橋と水が見下ろせます。桜の木の内側には、写真を撮るための良い場所があります。中庭の1階には、山と水のある涼しげなエリアがあります。冬は暖かく、夏は涼しく、休みに適した場所です。

住所：北京市延慶区八達嶺鎮西撥子新村

予約電話：010-69128119/13716248888

北京世園公園

北京世園公園は北京世園会園区とも言われ、北京生態系文化圏である美しい延慶に位置し、四季折々の美しい自然景観を持ち、公園の面積は503ヘクタールに及びます。春には広大な林野と緑地が人々に活力を与え、夏には「嬀水湖」での鳥や花が人々にゆったりとした時間を与え、秋には森が染まり、青い水と空が人々の心を解放し、冬には雪に覆われ、銀色に輝く地域が人々に純粋な自然体験を与えます。世園の中核となる会場は、中国館、国際館、生活体験館、植物館、そして「嬀汭劇場」です。国際園芸エリアでは、様々なエキゾチックな外国の展示庭園があり、中国庭園エリアでは、各省、市、香港、マカオ、台湾の地域性のある展示庭園があり、人々の目を引きます。

温室植物をメインにした植物館では、1,000種類以上の温室植物が展示されており、目を見張るような珍しい植物はもちろんのことです。世園の開園1周年を機に、延慶では「延慶で世園を訪れる」というレジャー・休暇ブームが起こり、世園公園を撮影スポットにする予定です。その後、大規模な音楽祭やパフォーマンスなども行われ、休日に出かけるのに適した場所を提供します。

世園隆慶ホテル

世園会園区の北西部に位置する世園隆慶ホテルは、「五鳳楼」を核とした庭園式の古代ホテルです。ホテルには、徽州スタイルのロビー、61のクラシックスタイルの客室、17のコートヤードスタイルの客室、国家宴席レベルの宴会場があり、建物をつなぐ曲がりくねった廊下があります。

「詩意」「中国」「現代」をコンセプトにしたホテルのデザインは、中国建築の文化的儀式を守りながら、現代的な要素を加えます。また、ホテルのユニークな建築様式、明確な歴史的痕跡、伝統的な文化の具現化が評価され、北京市郊外型ホテルブランドの称号を得ており、北京で最初のものでもあります。

2日目：ホテルで朝食→龍慶峡観光→帰路

龍慶峡(AAAA)

龍慶峡は、南の風景の柔らかさと北の風景の荘厳さを併せ持っています。北と南の風景の素晴らしさを兼ね備えた北京郊外の明るい真珠のような場所だと言えます。龍慶峡の夏は、気候が涼しく、空気が新鮮です。

国家AAAA級の景勝地であり、1986年には「北京新十六景」の一つに選ばれ、「ミニ漓江、ミニ三峡」と称されています。景勝地には、鎮山如来、鐘山、鳳冠島、斧劈山、月湾など30以上の景観があり、金鋼寺と神仙院、ホテルやレストラン、騰龍エレベーター、スライド、ロープウェイなどの付帯施設もあります。龍慶峡のアイスランタンは1987年に創設され、今では北京、さらには華北地域の冬季観光に欠かせない伝統的なアイテムとなっています。

北京で最も遅い桜の季節――4月下旬から5月上旬は、龍慶峡の桜が満開になる時期です。桜の花は香り高く鮮やかで、1枝に3～5個の花が咲き、ほとんどが白とピンクの花です。

龍慶峡鳳冠島

山の中腹には、全長500mのスライドが作られており、安全で快適な空飛ぶ車とスリル満点の滑り台で、レジャー、フィットネス、ウォーキング代わりの3つの要素を兼ね備えています。

アジア初でギネス世界記録にも認定されている「騰龍エレベーター」は、崖から爪を飛ばして頭を下げ、尻尾を上げて吊り下げられています。

1973年に建設されたダムは、長さ90メートル、高さ72メートルで、北京で最も高い双曲アーチダムとなっています。ダムの中には龍慶峡14パーティの水路があります。ダムの総貯水量が852まん万立方メートルであり、600万立方メートルを超えると、ダムのゲートが開いて水が放出され、高さ60メートルの滝ができ、毎年恒例の「アイスランタンフェスティバル」が開催される川に流れていきます。

右手のピークには龍慶峡で2番目に大きな景勝地である神仙院があります。その名の通り、神々が住む場所です。本来ならば道教の寺院ですが、仏教と儒教の両方を取り入れており、世界では珍しい独自の宗教スタイルを形成しています。寺院は唐の時代に最初に建てられ、その後何世代にもわたって改築と拡張が行われ、明、清の時代にはより大きな規模となり、お参りが盛んであります。

冬の龍慶峡は凍結期間が長く、異常な寒さになります。毎年開催される龍慶峡アイスランタンフェスティバルは、龍慶峡の氷を使い、知恵を集めて、何千もの形をした精巧なアイスランタン作品を彫り、観光客にとても人気があります。

住所：北京市延慶区旧県鎮

電話番号：010―69191020【韓喬　訳】