流星群の季節が到来!北京で観測できる場所は?

2021-07-22

7月になると、夜は暑気払いのゴールデンタイムと言えるでしょう。もし郊外に行くなら、夜空を覆い尽くすほどの無数の星を眺めることができます。とくに今月末に、みずがめ座δ南流星群や,やぎ座流星群などのシーズンが到来し、天文愛好者にビジュアル的な楽しみを与えています。

7月22日ごろ  

金星とレグルスが大接近

金星と火星と比べて、月の自転速度も公転速度もかなり速いので、早々と立ち去っていきます。金星は遅い足取りで火星を離れ、今月22日にはレグルスに近づきます。

天文館の説明によると、レグルスはしし座の中で最も明るい恒星です。22日になると、レグルスは金星の真下にあるということです。

7月30日

みずがめ座δ南流星群

みずがめ座δ南流星群は7月12日から8月23日にかけて活発になり、長い期間にわたって見られます。今年の7月30日ごろに極大を迎えると予想されています。天文館の説明によると、北京では21時10分に流星群の放射点が空に昇り、月が23時過ぎに昇ってきてしまうので、月が昇る前に観測するのはおススメです。

ちなみに、特筆すべきなのは、7月末前後の数日間は、みずがめ座δ南流星群のほか、やぎ座流星群、北半球の年間三大流星群の一つに数えられたペルセウス座流星群はピークを迎えるということです。それぞれの流星数はそれほど多くないが、流星群の出現数が多いため、全体的な流星数が増加することになります。

北京で流星群を見るのにおすすめのスポットをご紹介します。  

No.1.午門

故宮の周辺は夜になると明かりが少ないので、北京市の都心に位置する午門は、意外と流星群の観測にぴったりなところです。

遅延再生カメラと根気さえもっていれば、ロマンチックな流星群が楽しめます。

アクセス:バス1番、2番、4番、5番、8番、10番、20番、52番、22番、120番、728番、802番で天安門西、または天安門東を降ります。あるいは、地下鉄で天安門東駅、または天安門西駅を降ります。

No.2.清東陵

北京から130キロ離れた清東陵も星空を眺めるのに絶好な場所です。南は高速道路と隣接していますが、北は山々に囲まれています。夜なら、北の明かりが少ないので、流星群の撮影に向いています。しかも、園陵宮の中に入らず、清東陵の外にいる限り、無料です。無料で一般開放された観光地として、絶景を思う存分にカメラに収めることができます。

ドライブルート:北京-順義-平谷-金海湖-王庄-下営鎮-孫各庄-清東陵

No.3.密雲不老屯

ドライブで不老屯に星を見に行きましょう。車を降りると、すぐ手軽に撮影できます。

わざわざ重い撮影機材を背負って登山する必要もなくなり、超おススメの観測地です。

ドライブルート:北京-密雲-不老屯鎮―不老湖

No.4.密雲ダムの石塘路

密雲ダムの東部と南部は平らかで広い湖ですが、北東部の湖面に険しい山々が映っています。石塘路で比較的高い坂に立ったら、湖を見下ろすことができます。澄み切った湖は鏡のように、星を映し出しています。このような好天候のおかげで、流星群がよりよく見えます。

ドライブルート:三元橋-京密路-長城環島-太師屯ダムの展望台

No.5.東霊山

標高2300メートル以上の東霊山は北京市の最高峰として、北京市と河北省との境にある山です。その向こうは河北省の最高峰である西霊山で、標高2400メートル以上です。高く聳え立った二つの山は谷を隔てて臨んでいます。

東霊山は標高が高いので、北京の周辺において流星群の観測に最適な地と言えるでしょう。

ドライブルート:阜石路―リンゴ園―109国道―磨石口―軍庄―斎堂―清水鎮

No.6.長峪城ダム

長峪城の東も南も西も山の懐に抱かれています。山道に沿ってまっすぐ歩くと、ダムまで到着できます。三方が山に囲まれているため、光汚染も邪魔になられません。

ドライブルート:北五環-北清路-陽坊-流村鎮-南雁路-長峪城

流星群の観測・撮影の注意点

1.流星群が出現する日時と流星群が見られる場所(北半球か、南半球か)を確かめます。

2.光汚染がほとんどまたはまったくないところに星を見に行きます。以上のスポットのほかに、北京市の六環外にある山間地帯もおススメです。

3.北京でスモッグが発生してしまうことがあるので、標高の高いところに行ったほうがよいです。

4.曇りが少ないまたは曇りのない天気を選びます。

5.お出かけ前に月相を調べ、月が細いまたは月が昇ってきていない時に観測します。

6.体の保温対策が大事なので、防寒服を持参してください。夏でも山間部が寒いので、お湯を入れた魔法瓶を持ってください。

7.長時間露光で撮影する際、携帯や懐中電灯を使って明るさを補います。

8.写真の構図に気を配り、例えば、人物の撮影をすると被写体を下から見上げるようにして撮影します。

最後になりますが、山間部において夜は暗くて寒いので、気をつけてください。また、ガソリンは満タンにし、スペアタイヤを備え、パンクを回避するようタイヤに小石が挟まないかどうかチェックしてください。【呉歆沁 訳】

北京旅游网翻译

モデルコース
人気おすすめ