北京観光ガイド│日帰りツアー

2021-09-14

北京は中華人民共和国の首都であり、悠久な歴史、きらびやかな文化、奥深さを持っています。同時に山紫水明で風光明媚、四季折々の美しい景色があります。北京を訪れるとどう遊べばいいのでしょう?多分多くの方が初めて北京を訪れ観光されるときに考える問題だと思われます。観光される皆様に北京をより楽しんで頂く為、ここで少し皆様のために北京の「N泊旅行」シリーズで攻略法を記事にさせてもらいます。

北京日帰りツアー観光攻略は次のとおりです。

NO.1 国旗掲揚

天安門広場は北京市の中心に位置し、南北880m、東西500m、面積44万㎡あります。100万人の参加する集会が開催でき、世界で最も大きな都市広場です。

天安門広場の国旗は中華人民共和国の象徴とシンボルを表しています。国旗は縦3.3m、横5m、ポールの高さ30mあります。ポールの台座は漢白玉石を切り出したものです。天安門広場では毎日厳かな国旗掲揚儀式が執り行われます。1997年天安門広場の国旗は中国共産党中央宣伝部から最初の愛国主義教育模範基地100ヶ所に選ばれています。

天安門広場の国旗掲揚時刻は天安門広場での日の出と日の出の時刻に合わされており、偉大な祖国と太陽の輝き、繁栄を託しています。

ヒント:毎日の掲揚時間は本サイトのトップページ発表記事の関連文章に御注目ください。個人の身分証明書を携帯するようにしてください。危険物の持ち込みは固く禁じられています。

アクセス

国旗掲揚を見るための経路:夜1路(四惠ターミナル駅~老山公交場駅方向、始発時間:23:20;終発時間:04:50)に乗車し、「天安門東」もしくは「天安門西」バス停で下車。 夜2路(万源路~祁家豁子方向、始発時間:23:20:終発時間:04:50)に乗車し、「天安門東」もしくは「天安門広場西」バス停で下車。夜17路(北京南駅~北京駅東方向、始発時間:23:20;終発時間:04:50)に乗車し、「天安門東」もしくは「天安門広場東」バス停で下車。徒歩すぐ。

国旗降納を見るための経路:バス1路・2路・52路・82路・120路・観光2路に乗車、「天安門東」もしくは「天安門西」にて下車、地下鉄1号線に乗車し、「天安門東」もしくは「天安門西」で下車。徒歩すぐ。

電話:010-63095630

アクセス:地下鉄1号線天安門東駅もしくは天安門西駅から共に歩いてすぐ。

NO.2 故宮の見学

故宮は古く紫禁城と呼ばれており、北京市の中心に位置し、明朝永楽18年(西暦1420年)に建造され、600年の歴史を経ており、明朝・清朝両朝の歴代24皇帝の皇居として使われています。その専有面積は72万平方メートル以上で、大殿は9000間あまり、建築面積は15万平方メートルあります。故宮は世界で最も規模が大きく、完全な形で保存されている木造構造宮殿建築群です。まさに中華民族の誇りであり、全人類の貴重な文化遺産です。今日、112万平方メートルを占める皇居の出入り禁止地区の重々しい宮殿には明朝清朝皇室の貴重かつ巨大な宝物が集まっており、明朝清朝宮廷の歴史を彩る記録となっています。

4月になると、北京のこの場所は美しいお花畑になります。

故宮博物院は非常に特殊な博物館です。1925年に開設された故宮博物院は、明朝清朝両朝の皇居--紫禁城を元に立てられています。600年の栄枯盛衰を経て、皇帝宮殿の門がついに一般に公開されたのです。

故宮博物院の生命線は紫禁城宮殿によるもので、その文化的背景の成長・延伸に沿っています。故宮博物院に入りますと、お客様は中軸線に沿って前に進みます。音のように起伏に富んだ建築物が繁栄した王朝の懐の深さを感じさせます。東西六宮の精巧な陳列物と内廷のエレガントな庭園の趣を通して、宮廷生活の暖かな雰囲気を感じることが出来ます。養心殿東暖閣に巻かれている黄色いシルクのすだれの中で、100年前の中華民族の内憂外患の激動をたどることも出来ます。

故宮博物院には総計1,862,690点の所蔵品があり、ここにしかない所蔵品も数多くあります。故宮博物院は100年以上過ぎ、誠心誠意を以て明朝清朝の残した皇帝宮殿と貴重なコレクションを保管してきただけではなく、国家の調達、社会や民間からの寄贈などの方法で、極めて豊富な文化財コレクションを集めており、古書画・古器物・宮廷文化財・書籍古文書など壮大な系列で186万点あまりの貴重な所蔵品で構成されています。故宮博物院の常設文化財専門館や様々なテーマ文化財の展覧会をゆっくり見るだけでも、中華民族の工芸美術の偉大さがより完全に理解することが出来ます。

故宮図書館の蔵書は伝わってきた清朝宮中の古文書を主な特徴としています。視聴覚館では、本当の故宮を見ることが出来、故宮の絶妙な音が聞こえてきます。ゲーム館では故宮を楽しんでいただけるようなアトラクションを体験してもらえるようにしています。文化創造館では、故宮文化をご自宅にお持ち帰り頂けます。

新しい世紀に入ってから、故宮博物院は歴史的規模最大の古建築の修復作業を行っており、古き紫禁城を新しく変えると同時にお客様に貴重な建築工芸を生で見てもらえるようにしています。現在、故宮博物院の研究員は古建築・院内の文化財・宮廷歴史文化の遺構、明朝清朝の古文書、清朝宮廷の書籍および100年近くに渡る故宮博物院の過程に対して深く掘り下げた研究を進めています。紫禁城の中に含んでいる広大で深遠な中華民族の知恵と文化精神をお客様にお見せできるよう、完全な「故宮学」体系を作り上げます。

故宮博物院は中国最大の古代文化芸術博物館として、ますます開放していく姿勢でかつて神秘的だった場所にお連れし、中華伝統文化の聖域に足を踏み入れていただければと思っております。

NO.3 前門大街を散歩

昼間一日見学し、まだ力が残っていれば前門大街もしくは王府井を散歩すると良いでしょう。一晩どちらか一箇所しか選べません。

前門大街は1436年に形作られた、古い北京の街の正門である正陽門の外側にあります。明朝清朝両朝皇帝が天に対して祭祀した場所で、先農壇での演耕(皇帝自ら耕作することで豊饒を願う儀式)で必ず通らなければならない道となっており、乾隆帝は詩の中で「麗日和風調玉律、彩幡花勝耀天街(美しい日には風が旋律を奏で、色彩豊かな花が天街を彩る)」と謳っており、ここから前門大通りは「御路天街」とも呼ばれています。600年の歴史の蓄積によって前門大通りは北京の建築文化、商業文化、会館文化、梨園文化、民族文化の濃厚な特色ある歴史的な街並みになっています。

明朝の中葉(中期)、商業の発達により、前門大通りの両側には鮮魚口、珠市口(もともとはぶたの屠殺場が有った関係で、「猪市口」と呼ばれていたものが、文化人たちが聞き苦しく感じたため改名されたものです)、煤市口、食料店などの市場や街が出現し、前門大街は商店街を形成しました。前門大街は歴史的に古く、多くの老舗がここで開業しました。大北写真館、老正興飯荘、盛錫福帽子店、六必居醤園、同仁堂薬局、瑞蚨祥綢布店、長春堂薬局、内聯昇靴店、張一元茶荘、月盛齋の醤肉店、都一処の焼売屋などの老舗が前門大街の両側に並んでいます。

2005年から前門大街は区画整理をしています。整理後の前門大街は1920年代30年代の主体建築スタイルを復活させ、古き良き北京の伝統的な建築文化の中の古めかしく優雅な趣を再現しています。大街両側の76%の建築物はそのまま残され、24%は新しくされています。大街の全長は840メートル、トレードマーク的な建築である五牌楼及び白石御路、チンチン電車も前門に復元されています。都市の家具、照明、小物のデザインには北京の要素が取り入れられ、鳥かごを模した街灯やでんでん太鼓を模した街灯、石鼓状や太平鉢状の植木鉢など、細長い通りの両側の歴史的建築と調和が取れて趣があり、「人文の北京」という美しい風景を織りなしています。

2009年9月28日、中華人民共和国60周年生誕祝の前、前門大街は全面的にオープンしました。103年の商店が開業し、79%が中華民族ブランド、21%が国際的な知名ブランドで、その中で21店が老舗です。前門大街は「古都の風貌、はつらつとした青春」の目標を実現し、古めかしい前門大街は最もにぎやかな歴史の新時代を進んでいます。

資料によると、2012年前門大街内のレストランの老舗には、便宜坊、全聚徳、東来順、張一元、月盛齋、壱條龍、呉裕泰内府菜、呉裕泰、天源醬園、天興居、慶林春、 都一処、力力餐廳(四川料理)、 焼肉季、九龍齋、 錦芳小吃、ワンタン侯、紅螺食品、鍋貼王、天福号等などがあります。

2008年、チンチン電車が前門大街に再登場しました。北京で「チンチン電車」と呼ばれる軌道式電車はかつて古都の景色の中で一つの記憶となっていました。チンチン電車は車両に銅の鈴が付けられており、発射時に「チンチン」と音を鳴らすことで人々から「チンチン電車」と呼ばれるようになりました。このチンチン電車は1921年に登場し、1956年に無くなっていました。

もともとのチンチン電車は大きな車両で、下半分は茶褐色、上半分は黄色に塗られています。この車両はどうやって走るのでしょう?2つのものを頼りにしています。1つ目は道路上に並行で埋められているレールです、ただこの二本のレールが鉄道のレールと異なるのは、凹状に地面の中に埋め込まれていることです。チンチン電車の下の車輪がこのレールの上を滑ります。2つ目は車上のパンタグラフから電気が供給されることで、このパンタグラフと空中のケーブルが接触して電源を得ています。車上のパンタグラフは少し幼い娘のおさげのようで、人々からは「天井のおさげ」とも呼ばれています。車両が動き出すと、比較的安定していますが少し揺れます。歩行者や車両とすれ違う際に、運転手は足元のペダルを踏んで、鈴から「チンチン」という音を出します。

現在の「チンチン電車」は旧式の電車の構造を復元しており、一回の充電で空車で16km運行させ、循環充放電回数は5万回以上に達し、同時に車上の長々とした「おさげ」はなくなり、またパンタグラフを載せることもありません。現存する車体上の二本の短い「おさげ」は装飾として残されているだけです。

新しい「チンチン電車」であるこの二両の名前は「前門一号」と「前門二号」と呼ばれています。全長840メートルの軌道上を片道10分足らずで走ります。運行は五牌楼と珠市口の二駅を結び、月亮湾のところの分かれ目にある二本の「八」の字型の軌道はそれぞれ東西に曲がっており、メンテナンス専用の起動になっています。軌道には樹脂固定技術を採用しています。

チンチン電車の運行時間は朝9時から夜10時までで、運賃は片道50元になっています。

文・北京旅行網

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