元大都城垣遺跡公園は元朝時代の首都、大都の城壁を残した公園であります。西は学院南路から北は黄亭子、東は芍薬居付近までに広がっております。海淀区から朝陽区内にまで伸びており、全長は9キロメートル、北京市内最大の帯状に伸びた公園であります。つまり地下鉄10号線の北側のあたりとかなり重なっております。北京オリンピック開催の際には景観プロジェクトのひとつでもありました。馬甸付近に残る土城壁は高さ12.5メートル、幅31メートルにもなります。また公園は1957年と2006年に、それぞれ北京市と国の「重点文物保護単位」に認定されました。
元の大都はフビライによって18年の歳月をかけて造られました。大都の城壁は2.8万メートルにも及び、土塁を使って建てられました。これによって今日の北京の基礎が作られたといっていいでしょう。このときの首都設計計画が後の北京に多大な影響を及ぼしました。
元大都城垣遺跡公園は、2003年から全面的に整備され、人を大切にし、豊かな自然と歴史を併せ持ち、災害時の緊急避難場所としての役割をも兼ね備えた現代型遺跡公園になっております。
入場料:無料
電話番号:010-84648252
営業時間:
5月―9月:5:00〜22:30
10月―4月:6:00-21:30
住所:北京市朝陽区太陽宮芍薬居甲8号
アクセス
地下鉄での場合:地下鉄10号線で健徳門駅や北土城駅まで行きます。
バスでの場合:
1. 21、92、510、601、618、653、658番バスに乗り、健徳門西駅で下車します。
2. 5、81、92、515番バスステーション駅で北土城まで行きます。