大鐘寺は雍正帝の命令で造られたお寺で、現在も寺院の山門の上には雍正帝が書いた額が掲げられています。元々の名は覚生寺といいました。大鐘寺は北京の西直門より西北に位置し、やや郊外にあります。
清の雍正11年(1733)に建てられた大鐘寺はもともと皇帝の雨乞いの儀式に用いられていました。明朝の永楽帝の時代(1403-1424)、北京遷都の折に鋳造された大きな鐘が掛けられていることで有名なため、大鍾寺と呼ばれています。この永楽大鐘の高さは6.94メートル、外回り3.3メートル、重量は46.5トンにも達します。内側と外側には仏典が17種彫られており、総文字数は約23万字にも及びます。古式ゆかしい鐘の音は、5キロ彼方の場所まで、3分余りも耳に響くと言われています。
現在、ここは古鐘博物館となっており、仏寺としての機能はあまり有していないです。しかし、毎年春節のおりには多くの人が訪れ、廟会も行われています。
住所:北京市海淀区北三環西路甲31号
開放時間:9:00―17:00(16:30入場停止、月曜定休)
電話番号:+86―10―82139050;+86―10―82132640
アクセス
地下鉄での場合:地下鉄13号線の大鐘寺駅で下車します。
バスでの場合:バス87、88、94、300、315、361、425、584、606、658、特8、運通101、運通201番に乗り、大鐘寺駅で下車します。