西城区は北京市中心城区の西北部に位置し、北は海淀区、東は東城区、南は豊台区に接しています。3000年以上の街づくりの歴史を持っており、800年以上都として役割を果たしてきた西城区は、宮廷文化と民俗文化が融合したエリアです。区内には什刹海・大柵欄などの18カ所の歴史文化保護区域があります。また、北海・景山・恭王府などの181カ所の文化財保護機関があります。西城区には観光名所が数多くあり、特に有名な場所としては、月壇公園、歴代帝王廟、陶然亭公園、北京大観園、醇親王花園などが挙げられます。それでは、一部の観光名所の秋景色を紹介しましょう。

➤景山公園

800年以上の歴史を持つ景山公园は北京市内の南北中心軸線の中心点に位置し、南は故宮、西は北海、北は鼓楼と遥々と互いに展望しており、かつて北京都心の最高点でした。景山公園で最も有名なのは5つの東屋で、その中で標高が最も高い万春亭は北京市の中心点であります。

景山公園の秋景色も多くの観光客を魅了しています。古代の建築、静かな雰囲気、山々に満ちた紅葉、そして秋のそよ風が荘厳で美しい雰囲気を醸し出しています。

【住所】北京市西城区景山西街44号

➤陶然亭公園

陶然亭公園はレトロな建築と現代の造園芸術を一体化した名園であります。公園は56.56ヘクタールの敷地を占めており、複数の特色あるスポットを有しています。ここでは、文人墨客がしたためた昔の物語に耳を傾け、古めかしい旧跡名所に足を踏み入れることができます。歳月が過ぎ去っても、ここは昔のままの景色を呈しています。

陶然亭の秋は単調ではありません。どんな様子の秋を見たいと思っても、陶然亭はほとんど満足させることができます。紅葉以外に、葦、残りの蓮などもあります。

【住所】北京市西城区太平街19号

➤北海公園

「蓮の池の秋、残りの蓮を残して雨を聞く」という中国の有名な詩人の李商隠の名作から残りの蓮の魅力が覗かれます。

北海公園の蓮の湖は8000平方メートルあり、南門から細い蓮の花が見られ、蓮の花を楽しむのに最適な場所です。夏の時期に、蓮の花が満開になると、観光客は船で花の海の中を歩き回ることができ、蓮の香りがさわやかに感じられます。晩秋の残りの蓮も別の魅力を見せており、観光客を魅了しています。

【住所】北京市西城区文津街1号

➤北京大観園

北京大観園の秋景色を見たことがない方は、本当に残念ですよ。大観園は、中国の古典名作の「紅楼夢」をモデルにした園林建築です。

公園内には40以上の景観があり、雄大な皇室建築に比べて、ここでは柔らかさが感じることができます。大観園は四季折々美しいですが、最も酔わせるのは秋だと思います。

回廊、赤い提灯、色とりどりの紅葉が秋の大観園の3つの見どころです。園内に入ると、最初に目にするのは引き立て合う回廊と黄金色の銀杏の葉です。この美しい絵は、人々に紅楼夢という小説のシーンに入ることを夢見させます。

【住所】北京西城区南菜園西街12号