仏香閣は清の乾隆時代に創建され、1860年に「英仏連合軍」によって焼却されましたが、光緒時代に元通りに再建されました。
仏香閣は三階構造で八角の形をしており、廂が四重あります。高さは36.44メートルで、20メートルの石造の台の上に厳かに聳え立って、頤和園全体の構図の中心となっています。
閣内に奉納される千手観世音菩薩の立像は明代の万暦年間に造られたもので、高さ5メートル、重さ5000キロまで達しています。
8本の全閣の上下を貫く鉄梨木製の柱に引き立てられて美しく荘厳で、きらきらと輝いていて、珍しい文化財として極めて高い芸術的な価値もあります。【叶威 訳】