北京孔廟和国子監博物館は最初に元の時代に建てられ、「左廟右学」という祖先伝来の規制に従って「孔子のお寺」である孔子廟と「昔の最高学府」であった国子監の二つの部分に分けられています。

この二つの建築は、いずれも伝統的な中国の建築手法で中軸線に沿って建てられ、互いに対称であり、完全で壮大な古代の建物群を形成しています。

孔子廟は1306年に建立された古代中国の賢人孔子を祀った廟です。約2万2000㎡の敷地面積を有し、山東省曲阜の孔廟に次ぐ規模を誇ります。元、明、清代の科挙合格者の名を刻んだ石碑など多くの歴史的文物があり、科挙の受験生が筆を洗ったと伝えられる井戸も残されております。

国子監は孔子廟の隣に位置し、二つの庭は互いに通じることができます。ここは当時の中央政府によって設立された最高の最高学府行政をつかさどった役所であり、「太学」、または「国子監」として知られています。