今日は小雪│雪の季節が正式に幕開け

2021-11-22

11月22日は「小雪」の節気を迎えました。これは冬の2番目の節気です。この時期、人々が最も待ち望むのが降雪ですが、「小雪」は気候概念の1つに過ぎず、必ずしも雪が降るとは限らないです。ただこれからは正式に「雪の季節」に入ります。

「小雪」の前後、中国のほとんどの地域に木枯らしが吹き、気温が日に日に下がり、氷点下になる日も増えてきます。では、小雪の風習についてどれくらい知っていますか?一緒に見てみましょう!

○野菜を漬物にして貯蔵すること

中国では小雪の節気になると、冬の野菜は昔ながらの方法、蔵で貯蔵したり、土で埋めたりして保管します。それは「小雪」の頃になると、霜が降りやすくなり、霜に覆われた野菜はしんなりしてしまい、新鮮な野菜が手に入りにくくなるからです。人々は通常この時期の野菜を漬物し、冬場に食べます。

○縁起の良い糍粑を食べること

中国の南部の一部の地方では旧暦の十月に「糍粑」を食べる習俗があります。「糍粑」とは日本の餅のような食べ物です。「糍粑」はモチ米に加え、ジャガイモも原料としており、日本の餅より粘り気があるモチモチとした食感が特徴です。昔、「糍粑」は中国の南地方の伝統的な祭日のお供え物であり、最初は農民たちが牛の神を祭るときのお供え物でした。いまでも「吉祥(めでたい)」意味も込められており、豊作と一家団らんを象徴しています。

○中華風の干し肉を作ること

中国の民間では「冬風で干し肉を作り、寒い冬を越す」習俗があります。小雪を過ぎると気温が急激に下がり、空気が乾燥してきますので、「干し肉(臘肉、中国語表記:腊肉)」を作る絶好のタイミングになります。小雪になると一部の農家がソーセージ、腸詰めや干し肉などを作りはじめ、春節になるとちょうど食べごろになります。また、四川省などの地域では干し肉の代わりに、燻製した豚肉のほうが一般的です。このような中華風の干し肉は故郷を思い出させてくれるだけでなく、中国人にとって忘れがたい春節のシンボルのようなものになりました。

専門家によると、この時期はますます寒くなるので、健康のため、体を冷やさず、温かくするのがこの時期の原則です。また、季節の変化はうつ病の患者に直接の影響を及ぼします。特に小雪以降は、空気が乾燥し、日照時間も短くなるため、大地が冷たくなり、悲しい気持ちになりやすくなります。そのため、気持ち転換に注意しなければならないということです。

文・北京旅行網

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