中国雅楽――天壇神楽署中和韶楽

2021-11-25

「中和韶楽」は中国古代の雅楽を源とし、礼と楽、歌、舞を一つに融合させた儀式用の伝統的音楽であります。明と清の時代に祭祀や朝会、宮廷宴会の開催時に使われる音楽でもあります。中国古代の一番典型的かつ伝統的宮廷音楽として、長く伝承されてきています。

明清両代にはさまざまな宮廷音楽があったが、雅楽の伝統を引く音楽を中和韶楽と呼ぶことになりました。2004年、清朝で祭祀の音楽の訓練を行っていた神楽署が天檀公園内に復活し、2006年には中和韶楽が北京市の第一回非物質文化遺産(無形文化財)に指定されました。

天壇公園神楽署は、天壇建築物グループに属し、天壇の西外壇にあり、明・清朝における祭祀礼楽の演習場であり、明・清両朝の最高の礼楽学府と褒められています。

神楽署は明・永楽18年(1420年)に建てられました。明・清両時代の祭祀礼楽演習殿堂であった天壇神楽署の正殿は、入母屋造のシングルひさしの東むき古代建築物で、6つの門と5つの部屋があり、東西方向に通り抜けの門が設けられ、殿堂内の面積が600平方メートルに達しています。

現在、神楽署は「中和韶楽」の演出エリアとして開発され、古代祭祀音楽や舞踊の演出を行っており、同時に「中和韶楽」の楽器である鐘や磬(打楽器の一種)の展示館としても利用されています。

北京旅游网翻译

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