山下泰裕JOC会長「北京冬季五輪に大規模な選手団で参加」

2021-11-30

日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長と福田康夫元首相は29日、北京冬季五輪の成功を祈ると共に表明した。山下会長は、日本が北京冬季五輪に大規模な選手団を派遣することも明らかにした。

山下会長と福田元首相は在日本中国大使館主催の「共に未来へ!北京2022冬季オリパラハウス」展示会の開幕式で、冒頭の発言を行った。山下会長は、2022年1月29日に200名を超える北京冬季五輪日本選手団の結成式を行い、自らも北京へ同行することを明らかにした。

山下会長は、中日両国を含む東アジア各国(地域)が、スポーツ交流を通じて相互理解と友好を増進し続けることを希望するとし、北京冬季五輪が成功を収め、新型コロナウイルスのパンデミック下の世界に希望と光、勇気と活力をもたらすことを願うとの意を表した。

福田元首相は「北京冬季五輪の準備作業はパンデミックの下でも全面的かつ着実に進められてきた。各国(地域)の選手達が競技で良い成績を収めることを希望する。北京冬季五輪が見事な、素晴らしい、成功した大会となることを祈る」と表明し、北京冬季五輪の開催成功のために、日本の関係方面と共に最大限の支持と協力をしていく意向を示した。

長野県の阿部守一知事もビデオメッセージで、北京冬季五輪の申し分のない成功を心から祈るとともに、1998年の冬季五輪開催地として、中国側と五輪協力を強化し、各分野で友好的交流を推進したい考えを表明した。

孔鉉佑駐日大使は開幕式での挨拶で、「北京冬季五輪はラストスパート段階の準備作業を着実に進めている。各競技ゾーンでは、世界各国(地域)の選手達が素晴らしいパフォーマンスができるよう最良の競技環境を創造し、国際社会に対する中国の厳粛な約束を果たす」と説明。「来年は中日国交正常化50年にあたる。各界が『新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築』という両国首脳間の共通認識を指針とし、北京冬季五輪を契機として、両国関係の持続的な改善と発展を後押しすることを期待する」とした。

開幕式には、河野洋平元衆院議長、星野芳隆スポーツ庁審議官、宮本雄二日中友好会館会長代行、橋本逸男日中友好協会副会長、宇都宮徳一郎東京都日本中国友好協会会長、瀬野清水日中協会理事長、元アイスホッケー選手の堀珠花氏、落語家の林家三平氏など日本の政治、経済、文化、スポーツ、友好団体など各界の著名人が参加した。

展示会は東京の中国文化センターで12月5日まで開催。多数の写真や動画などマルチメディア資料を展示し、来場者のためにインタラクティブな体験コーナーも設けている。(編集NA)

人民網日本語版

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