龍慶峡

北京市延慶区の古城村の北西に位置する龍慶峡は、北京の「小漓江」と称されています。ダムが建設された水庫の高い堤は、2つの山を繋ぎ、その幅は四五十メートルあります。東西の山は切り立った崖で、何十メートルもの高さがあります。水の流れは曲がりくねり、山を一つ越えるたびに新たな景色が現れます。

両岸には鎮山如来、石熊跳岩、九連洞、鶏冠山、金剛山、馬蹄潭、将軍岩など、奇峰怪石が点在しており、まさに絶景と言えます。遊覧船は「九曲湖」の小さな桟橋まで進み、船を降りて山間を歩くことができます。神仙院、仙人棋、老虎の口などの名所があり、また、観光地内の農家で地元の特色ある美食を味わうこともできます。

石林峡

石林峡は、北京市平谷区に位置する黄松峪地質公園の中心エリアであり、峡谷内にある四つの峰からその名を得ています。景区内には大小の景観が50か所以上あり、国家4A級の観光地です。

石、峡、水、峰、林の五つの要素が独特な景観を構成しています。北国の石林を眺め、九天飛瀑を観賞し、峡谷の険峰を探索することができます。ここでは峡谷が高く険しく、巨大な石や奇妙な石が谷に散在しており、木々に覆われた峡谷全体が繁茂しています。奇松や怪柏もそびえ立ち、幽かで美しい峡谷には九つの滝や十八の池が点在しており、まるで絵画のような風景です。北方の荘厳な雰囲気と江南の美しい多様性が魅力的です。

石林峡には東西の二つの石林があり、それは見る者を驚嘆させます。遠くから見ると壮大な姿が広がり、近くで見ると形状が異なります。巨大な筆のようなものもあり、玉笋が空を突き抜けるようなものもあり、槍や戟が立ち並ぶようなものもあり、雄獅子が出陣するようなものもあります。また、玉女が優雅に、神猿が月を探し、龍が巻きつき玉柱があるようなものもあります。これらの景色は美しく、見る者を魅了します。石林峡は夏季には涼しく、観光客にとっては避暑地となっています。

白河峡谷

白河峡谷は、北京市懐柔区琉璃廟鎮青石岭村に位置し、非常に保存状態の良い自然峡谷です。その壮大な景色から、「百里画廊」と称されています。また、峡谷内には「雅鲁藏布大峡谷」に似た壮大な景勝地「云台揽胜」があり、一見の価値があります。

延慶の白河堡水庫のダムの東北方向から峡谷に入ると、峡谷の景観を楽しむことができます。百メートル近くも高い断崖が白河を割り、堂々とした明代の長城が山間に蛇行しています。両岸には切り立った崖が立ち並び、山の泉が一つになって激しい流れとなります。その奇妙な景色は人々を感動させます。

清凉谷

清凉谷景区は、北京市密雲区石城鎮四合堂地域に位置し、北京市中心から約90キロ離れています。ここは空気が清新で景色も美しく、山々は緑に覆われ、水は澄んでいます。広大な原始森林が形成され、天然の酸素バーとなっており、特に暑い季節に訪れるのに最適です。

清凉谷風景区は「五瀑十三潭」として知られており、水は山の魂であり、山は水の体です。洪水の時期であっても春や秋の乾燥した季節であっても、清凉谷風景区では壮観な清潭や飛瀑を見ることができます。滝は急流となり、潭の水は澄んで底が見えます。大小さまざまな五瀑十三潭は、スプーンのような形やメガネのような形、コップのような形など、形状が異なっており、とても興味深いです。

清凉谷風景区には楽しいアクティビティがたくさんあります。竹筏漂流は、景区の入口から1キロメートルの場所にある清凉湖で行われます。乗客は竹筏に乗り、湖上を漂流することで、まるで絵の中を散策しているような感覚を味わうことができます。清凉谷の高山滑水は常に注目を浴びており、高所から急流を滑り降りるスリル満点のアクティビティです。まるでジェットコースターに乗っているかのように、峡谷のトンネルや山の間を滑り抜け、山間の森林と波と一緒に踊る感覚が味わえます。

清凉谷のガラスの歩道は、景区の最高峰である「九重天」に建設されています。ここは標高1000メートル以上であり、九重天の北側の絶壁に、青蛇のようなガラスの歩道が垂直に吊り下げられています。ガラスの歩道は二つの山の間に架かっており、景区の全景を見ることができます。湖面の青々とした波紋を眺めながら、足元を見下ろすと何もないように見え、まるで雲の中を散歩しているような感覚に包まれます。