秋にお薦めのお茶     (2005-10-21)


    羅漢果茶(らかんかちゃ)
    羅漢果は、ウリ科の蔓性植物にできる果実。茶にするには、その実を採取し、熟成乾燥させ割って煎じて飲む。
    砂糖の300倍の甘味があるが、腸では吸収されず、排出されるのでダイエットの味方。また、薬効成分に優れ、〔成人病〕、〔のどの痛みやあれ〕、〔セキ止め〕、〔便秘〕、〔糖尿病〕にも効く万能薬草茶のひとつである。
    ストレス気味の人にも良い羅漢果は煎じてお茶に。
    ティーバッグ式のものなら、そのまま温めたポットやカップへ。
    果実が入手できたときには、砕いてから内側の種の部分(1人分小さじ2杯=約6g)を小なべに入れて水から5、6分煎じて飲みましょう。
    
    菊花茶(きくかちゃ)
    中国では、キク科の植物の薬効は古くから知られ、霊草とされている。
    なかでも、キクは〔解熱〕、〔解毒〕、〔かすみ目〕に効き、〔各種のウィルスに対して、抗菌作用〕もあるとされている。また、毛細血管にも働きかけるので、〔心臓病〕や、〔頭痛〕、さらに〔白髪止め〕にも効果があるとされるハーブティーである。
    透明なガラスのティーポットや、グラスで入れれば菊が美しく開いていくのも鑑賞できる。あらかじめ温めたポットに1人分小さじ1杯(約3g)の菊花茶を入れ、熱湯を注いでふたをして3、4分蒸らしてからカップに注ぐ。
    ウーロン茶などに混ぜても美味。
    
    沱茶(とうちゃ)
    緑茶や黒茶を、お椀型に押し固めたものを"沱茶"と言う。
    通常のサイズは、重さが約45g程度とされているが、最近は"小沱茶"と呼ばれる、1回分ずつを、お椀型にしたものがある。なかでも、バラプーアル小沱茶は、バラ科のハマナスの香りを、プーアル茶にプラスしたもので、脂肪を流す、〔ダイエット効果〕に加え、〔リラックス効果〕と〔肝臓を活発にする作用〕がある。
    通常サイズの"沱茶"は、適量を砕き、きゅうすに入れ、お湯を注いで、フタをして蒸らしてから、カップに注ぎ、楽しみましょう。小沱茶を利用するときは、カップに薄紙をはずした小沱茶を1個入れたら、湯を注ぎ、ふたをして蒸らしてから飲みます。煮出す必要もなく、手軽に楽しむことができる。
    
    龍井茶(ろんじんちゃ)
    不発酵の"緑茶"は、中国では生産量が一番多いお茶である。
    製造工程のすべてを、釜の中で行い、釜に押されるため、茶葉がへん平になっているのが特徴。コクがあり、すがすがしい香りが人気を集めている。
    ビタミンCが豊富なので〔美肌効果〕がある。
    葉茶のジャンピングをグラスで鑑賞すれば、心もリラックスできるかも。
    グラスは耐熱性のものを使用し、あらかじめ温め、85度ぐらいの湯を注ぎ、約3gの茶葉を静かに入れ、ふたをする。グラスの中で茶葉が上下し、沈んだころが飲みごろになっている。
    
    黄山毛峰(こうざんもうほう)
    茶摘み後いきなり摂氏130度ないし150度の高温で発酵を止め、苦みと渋み成分を抑え、釜から出してもみ、輻射熱であぶるように乾燥させた、特別な製法で作られた緑茶である。少し薫製特有の香りがあるが、クセのないソフトな口あたりが人気のお茶である。
    葉の形は細く、小さく、チリッと曲がった姿がかわいらしいお茶は、きゅうすやポットで入れるより、やや大きめの湯飲みで茶葉を浮かせて飲むのがベスト。湯飲みに直接茶葉を大さじ1杯ほど入れ熱湯を注ぎ、黄金の色になったら飲みごろである。
    
    プーアル茶
    中国茶のジャンルでは"黒茶"と呼ばれ、乾燥させる前の緑茶を加熱加湿し、麹菌をプラスして、発酵させたお茶である。
    中国茶のなかでも、体内の脂肪を分解する効果がある「ダイエットティー」として知られるほか、お茶のビタミンAの働きが〔かすみ目の防止〕、カルシウムが〔精神安定〕に役立つ。
    独自の発酵方法で作られるために、ややカビ臭さを感じるお茶。
    年代の古いものほど、珍重され、50年以上のものはオークションで取引されることもある。
    ダイエットティーとして飲むなら、水600ccに、茶葉大さじ3杯ほどを入れ、やかんで10分から15分煎じるほうが効果あり。
    空腹時には避けた方が無難。
    
    玫瑰紅茶(バラこうちゃ)
    
    "紅茶"は、酸化酵素の働きで完全発酵させたお茶です。なかでも、紅茶にハマナス(バラ科)の香りや花びらを加えたものは"玫瑰(めいぐい)紅茶"と呼ばれ、〔美容と健康〕に良いお茶として親しまれている。
    
    茘枝(れいし)の香りを付けた"茘枝紅茶"も良い香りで人気を集めている。
    デザインの凝った茶壺(チャフー)と茶杯(チャペイ)で飲めば、より優雅なひとときが。温めた茶壺に、茶葉は1人分小さじ1杯(約3g)×人数分と、茶壺のための1杯を入れ、熱湯を注ぎ3、4分蒸らしてから、温めた茶杯に注ぐ。
    
    大紅袍(だいこうほう)
    
    "大紅袍"は、幻の中国高級茶です。〔胃腸病〕に効果があるお茶としても有名。
    その薬効の強さは、「昔、胃腸病で苦しむ、皇后の病を治す薬草を探しに、武夷山に来た皇太子に、村人が岩壁に生える茶樹の効能を教えた」"大紅袍伝説"として残されている。
    高級な中国茶だから、本格的に工夫(クンフー)茶器を使って楽しみたいもの。
    茶壺(チャフー)、茶杯(チャペイ)は湯で温め、茶壺の湯を茶盤(チャパン)に捨て7分目まで茶葉を入れる。高い場所から、沸騰した湯を注ぎ、洗茶のつもりでサッと流し、再びあふれるまで湯を注いで、ふたをした茶壺に湯を回しながらかけ、1ー2分蒸らし、茶海(チャハイ)に最後の一滴まで茶を注ぎ切り、茶杯に注ぎ、茶たくに乗せてからいただくのがベストである。
    
    鉄羅漢(てつらかん)
    福建省武夷山で栽培されている"鉄羅漢"は武夷四大銘茶のひとつである。やわらかい口当たりのいいお茶は、古木ならではの優しさを感じさせてくれる味わいがある。中国医学によれば、〔熱病〕に優れた効果があるとされ、体を芯から温めるのに役立つお茶である。
    中国独自の工夫(クンフー)茶器がなくても、きゅうすで入れることができる。おいしく入れるコツは、使用する茶器はあらかじめあたためておくこと。きゅうすに、分量の茶葉を入れ、沸騰した湯をあふれるまで注ぎ、泡をきゅうすのフタですくい取る。フタをして、きゅうすの上から、湯をかけて3分程度保温しながら蒸らし、温めておいた茶碗に注ぎわける。

出  所: 「「CRI」」       

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