お粥といえば風邪や病気で体調不良時に食べるイメージですが、中国では日常的に朝食でお粥を食べる習慣があります。朝起きて胃腸に優しいお粥をゆっくりと食べ、徐々に身体の中を起動していきます。中国全土で親しまれているお粥は「臘宝粥(五目あま粥)」です。普通は八宝粥、雑穀粥とも呼ばれています。

雑穀粥とは、おもに小豆、緑豆、豌豆、粟、もち米、トウモロコシ、高粱、小麦など穀類を入れて甘い味を付けた粥です。中国で陰暦臘月八日(12月8日)に五穀豊穣を祝う日の伝統的な風習であるだけでなく、健康を維持するための優れた食べ物でもあります。平日の主食と違って、その素材は多種多様で、栄養素の包括的でバランスの取れた摂取が実現できます。

雑穀粥の素材は豊富なだけでなく、その色もカラフルです。中医学の「食養生」の基本の考えでは、食べ物を5つの色で分類し、色ごとに作用があり、全ての色を取り入れると自然と健康になるという考え方があり、それを「五色」と呼びます。雑穀粥はそれを実現できる食べ物です。では、雑穀粥のさまざまなレシピの効果や効能をご紹介いたします。

■黄色の雑穀粥
効能:「脾臓」と「胃」を回復される食べ物。
材料:キビ、オーツ麦、ピーナッツ、ジャガイモ。
■黒色の雑穀粥
効能:「肝臓」と「腎臓」を回復される食べ物。
材料:黒米、黒豆、黒ゴマ、クルミ、栗、黒ピーナッツ。
■赤色の雑穀粥
効能:手足が冷たい人におすすめです。
材料:小豆、赤ナツメ、クコ、リュウガン
■白色の雑穀粥
効能:肺をうるおし、咳止め効果があります。
材料:シロキクラゲ、リリー、ハスの実



