21日に二十四節気の10番目「夏至」迎える

2022-06-22

今月21日午後5時14分に、二十四節気の10番目で、今年上半期最後の節気となる「夏至」を迎える。夏至を迎えると、太陽が北回帰線上の真上に来て、北半球では昼の時間が最も長くなる。またこの頃になると、本格的な暑さが到来し、昼の時間が長く、雨が多くなり、草木は青々と茂り、カエルやセミの大合唱が始まる。

中国では「冬至の日は餃子を、夏至の日は麺を食べる」、「夏至に麺を食べ終わると、昼の長さが一日一日短くなる」と言われているように、夏至に麺を食べるというのが、中国の多くの地域の風習だ。この頃には、新麦も登場しており、麺を食べると、初物を味わうことができるほか、夏至を過ぎると、昼の長さが一日一日短くなるということを思い出させてくれる。

「夏至」の「至」とは?

中国気象局公共気象サービスセンター気象サービス首席専門家によると、この場合の「至」には、「極」、「最」という意味があり、天文学的な意味における「極致」を強調しているという。夏至には2つのものが「極致」に達する。1つは北半球の昼の長さが1年で最も長くなる。夏至の日、中国では海南省を除いて、ほとんどの地域の日照時間が1年で最も長く、昼の長さが夜よりも長くなる。昼の長さは北にいくほど長くなる。例えば、哈爾浜(ハルビン)市の日照時間は約16時間、南京市は14時間となる。海口市でも13時間に達する。

2つ目は、太陽の高度(太陽光線の入射方向と地球の地平面の仰角)が最大になる。中国のほとんどの地域では、夏至の日に、太陽の仰角が1年で最大値に達する。日時計は、影を利用して、太陽の時角の推移から時刻を定める古代の装置だ。夏至になると、太陽光線が日時計の指時針を直射し、影ができず、文字盤で時刻を指すことができなくなる。つまり北半球では太陽の高度が最大になり、北回帰線上のほぼ真上に来ているということになる。(編集KN)

人民網日本語版

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