春の花粉のピーク迎えた北京 花粉症対策はどうすればいい?

2023-03-16

北京世紀壇病院アレルギー疾患科の花粉研究室は、北京地区が春の花粉のピークを迎えたと発表した。同院アレルギーセンターの王学艶主任は、「春は呼吸器疾患が発症しやすい時期。花粉症の症状は風邪やインフルエンザと混同しやすいため、治療が遅れないよう気をつけて欲しい」と注意を促している。

現在、空気中に飛散しているアレルゲンとなる花粉は、ニレ属、ヒノキ科のものが多く、ポプラ属の花粉も少量飛散している。3月2日以降、大気中の主要アレルゲンとなる花粉の濃度が4日連続で1000平方ミリあたり100粒を超え、アレルギー外来を受診する患者数が30%増加している。気温の上昇とともに花粉の飛散量も増え、花粉症に悩む人が増えている。

春は呼吸器疾患が発症しやすい時期で、アレルギー性鼻炎は風邪と症状が似ているため、抗生物質の誤用によって症状が悪化するケースも多発しているという。王学艶主任は、「花粉症は季節性、時間性がはっきりしていて、少なくとも3週間は続くが、発熱や全身毒性の症状は伴わない。ある症状が定期的に繰り返される場合には、アレルギーを疑う必要がある。北京地区で流行する花粉の種類は季節によって異なるため、症状が出たら病院でアレルゲン検査を受け、医師の指示に従い対症療法を行うべきだ。適切かつ体系的な薬物療法を行わないと、症状はますます悪化する」と話している。

このほか、アレルギーの専門家たちは、外出時にはマスクやゴーグルを着用し、屋内では上着を脱ぎ、手や目、鼻を洗い、花粉との接触を最小限にするための適時かつ合理的な対策をとることを呼びかけている。

(情報提供:北京日報)

beijing.gov.cn

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