近年、新型デジタル展示技術を活用した没入型展覧会が次々と登場し、知識の伝習と勉強を視覚的で感覚的、参加でき、インタラクティブな没入型体験に変えて、鑑賞もますます面白くなる。今回、いくつかの没入型展覧会をご紹介し、休暇中に、お子さんを連れて見に行ってみてください。

邂逅•八つのすごわざ――京城燕京八絶没入型展覧会

名称：邂逅•八つのすごわざ――京城燕京八絶没入型展覧会

会場：北京工芸美術博物館

期間：2023年12月29日―2024年2月25日

2023年12月29日、北京工芸美術博物館で邂逅•八つの絶技----京城燕京八絶没入型展覧会が開幕した。

展覧会は七宝焼き、玉彫、象牙彫刻、雕漆、金漆嵌め、花糸嵌め、京繍と宮絨毯など、八つの「絶品」をハイライトに、「絶品•収蔵展」、「絶品•文化•クリエイティブマーケット」、「絶品•手作りワークショップ」の三つのセクションに分かれている。

「絶品•収蔵展」では北京工芸美術博物館が所蔵する歴代の「燕京八絶」（北京の8つの絶品）の珍品を展示し、鑑賞しながら「絶品」の文化についての知識を深めることができる。「絶品•文化•クリエイティブマーケット」には20の様々な種類の文化•クリエイティブグッズと特色のある美食が展示されており、鑑賞したり、スナックを試食したり、ユニークな「絶品」の工芸品を選んだりすることができる。絶品•手作りワークショップ」には2つの手作り課程があり、参加者はアーティストと協力して持ち帰れる「絶品」を完成し、手作りの楽しみを体験できる。

泥河湾――最初の東洋人を探す

名称：泥河湾――最初の東洋人を探す

会場：RE叡・国際創憶館

期間：展示中

泥河湾村は河北省陽原県東部の桑干河のカーブに位置し、ここには200万年前の大昔の人類祖先の生活遺跡が埋蔵されており、さまざまな先史の動植物の活動痕跡があり、天然の先史考古博物館と言える。桑干河は500キロにわたって流れ、ここで肥沃な沖積平野を形成した。酈道元の『水経注』にはそれが記されており、李白の楽府でもそれを詠んだことがあり、宋代の沈括のノートにも描かれた。歴史が書かれたこの川は、今では泥河湾という古い人類の活動の証拠に満ちた考古学の聖地で世界的に知られている。

現在、RE叡・国際創憶館では、没入型劇場やVR体験などの技術を活用し、学術文献、考古現場記録など多元から泥河湾の研究現場を没入的に再現し、考古のプロセスを見ることができるだけでなく、それを聞くこと、遊ぶこと、触れることもできるようにした。人類起源の秘密を閉じ込めた宝庫をより生き生きとした面白い形で再現させ、観客は大昔の自然の光景を身近に体験できる。

冬休みには子供を連れてRE叡・国際創憶館へ、東洋人の最初の故郷を探し、個性の異なる動物に出会い、一緒に「光と影の中のデジタル泥河湾」を鑑賞しよう。

古蜀に出会う:三星堆の没入式光影芸術展

名称: 古蜀に出会う:三星堆の没入式光影芸術展

会場:遇見博物館・北京798館

期間:2023年12月20日―2024年4月7日

古蜀国の政治、文化、経済の中心である三星堆遺跡から出土した大量の古蜀の秘宝は天下を驚かせ、20世紀人類の最も偉大な考古学的発見の一つとされている。先日、遇見博物館・北京798館で「古蜀に出会う:三星堆の没入式光影芸術展」が開幕された。

今回の展覧会は「古蜀覓跡」、「敬事神明」、「夢回古蜀」、「神国万象」の4つのセクションに分かれている。その中で、「古蜀覓跡」、「敬事神明」、「神国万象」は静態で展示され、古蜀の要素の抽出、大規模なシーンの模擬還元、文化財の模造品の展示、デジタルマルチメディアのインタラクティブなどを通じて、三星堆の考古学的発見、生産生活、祭祀文化、信仰体系を示している。「夢回古蜀」は科学技術と伝統文化を融合させ、没入型でインタラクティブな光と影の芸術体験で、30分間の視聴饗宴を演出する。デジタル化の光と影の空間の中で、三星堆の仮面、神樹、神鳥、器具などのクラシックなイメージが二次創作を経て、壮大な音楽と効果を組み合わせて、観客に強烈なインパクトをもたらす。「蜀•魂」、「蜀•現」、「蜀•跡」そして「蜀•祭」の文脈の中で、千年眠りっていた文化財が次々と呼び覚まされ、古蜀の生活絵巻がゆっくりと展開されている。

クフ地平線——ピラミッド没入型探索体験展

名称：クフ地平線——ピラミッド没入型探索体験展

会場：鳳凰中心

展期：2024年2月17日―2024年7月17日

2024年2月17日、「クフ地平線——ピラミッド没入型探索体験展」が鳳凰中心で開幕し、観客に新しい視点で世界七不思議の一つであるクフのピラミッドを見物してもらうことができる。

「クフ地平線——ピラミッド没入型探索体験展」は、45分間の没入型バーチャルリアリティ体験で、観客はピラミッドの内部構造や歴史的な文脈を間近で知ることができ、以前に一般公開されなかった領域を探索し、4500年前にタイムスリップして古代エジプト文明の神秘を解き明かす。

ツアーの途中で、観客は大ピラミッドに上ってギザ高原全景を見下ろす刺激を感じるだけでなく、神秘的で暗い通路をくぐり抜けて、ピラミッドの奥深くに入って、第4王朝時代のナイル川に太陽船で航海しながら美景を楽しみ、歴史と現実の瞬間のタイムスリップが奇妙な旅をもたらす。