神秘的な青銅の手が「涙をこらえて」仲間たちに別れを告げました。そして、次に登場するのは——?

2025-06-10

「看·见殷商」(殷商を視る)展では、まるでドラマのような別れのシーンが繰り広げられました。出張を終えた“青銅の手”が、展示仲間たちと惜しみながらお別れ。感動の場面には来場者からも「またどこかで会いましょう!」という温かい声が寄せられました。

6月17日より湖南省博物館所蔵商代「象尊」が北京大運河博物館にお目見えします(※展示スケジュールは変更になる場合があります)。

戦神の象徴「鸮尊」

この鸮尊は、1976年に河南省安陽の殷墟・婦好墓から出土した商代の青銅器。高さ約46cm、胸を張ったフクロウ(鸮)をかたどったユニークな造形が特徴です。大きな目に高い冠、がっしりした足と広がる尾が三点でしっかり支えています。口内側には「婦好」の銘文が刻まれており、ディテールも装飾も見事。商王朝末期を代表する名品です。

表情豊かなスーパースター「亞醜銅鉞」

このかわいい青銅器は、1965年に青州の商墓から出土しました。まるで彫刻のようなキリッとした輪郭と、不思議な微笑みで人気を集めた、観客には大好評だ!

「亞醜」という名前は、見た目のことではなく、口元の左右に刻まれた対称的な銘文「亞醜」によるもの。古代の山東地方の方国名を示すともされており、鉞は王権の象徴だったとも言われています。その笑顔にだまされないで、実は貴族なんです!

「陶器界のペッパピッグ」こと「猪首蓋盉」

ぽってりとした愛らしい姿が目を引くこの陶器は、商代に作られた灰色の土器で、注ぎ口と半環形の取っ手を持ち、肩や腹部には縄目模様が施されています。ふたはなんと豚の顔、長い鼻に丸い目、ピンと立った耳がチャームポイントです。

お気に入りをお土産に!

威厳たっぷりの「鸮尊」、ミステリアスな笑顔の「亞醜銅鉞」、ほっこり癒し系の「猪首蓋盉」……お気に入りはどれ?

観覧のあとはグルメタイム!

展示をたっぷり堪能したら、お腹もペコペコ?ご安心を!博物館地下1階「運河食舫」へどうぞ。

ここでは、古き良き運河文化をオマージュした料理と、現代の料理技術を融合したメニューが楽しめます。主菜、副菜、スープ、点心、麺類など、栄養バランスもばっちり。

店内は伝統的なモチーフとモダンデザインが融合した空間。北京の風情と運河の文化を味わいながら、特別なひとときをお過ごしください。

北京旅游网日语站

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