旧正月を締めくくる一大イベント「元宵節」の由来
旧暦の1月15日(今年は2月15日にあたる)は中国の伝統的な祝日・元宵節(別名「上元節」)を迎えます。元宵節は春節(旧正月、今年は2月8日)明けに最初に迎える重要な祝日であり、中国人だけでなく漢字文化圏に住む海外華人にとっても大事な伝統的祝日の一つです。「元月」は旧暦1月を指し、昔の人は夜のことを「宵」と呼んだことから、1年で最初の月の「満月」の夜にあたる元月15日が、「元宵節」と呼ばれるようになりました。
もっと見る旧暦の1月15日(今年は2月15日にあたる)は中国の伝統的な祝日・元宵節(別名「上元節」)を迎えます。元宵節は春節(旧正月、今年は2月8日)明けに最初に迎える重要な祝日であり、中国人だけでなく漢字文化圏に住む海外華人にとっても大事な伝統的祝日の一つです。「元月」は旧暦1月を指し、昔の人は夜のことを「宵」と呼んだことから、1年で最初の月の「満月」の夜にあたる元月15日が、「元宵節」と呼ばれるようになりました。
もっと見る中国では元宵節に提灯を飾るほかにも、「元宵(ユェンシャオ)」と「湯圓(タンユエン)」といったもち米団子のような伝統スイーツを食べてお祝いします。「元宵」は中国の北方での呼び方で、南方の人々は「湯圓」と呼びます。「元宵」と「湯圓」はそれぞれ作り方や材料が異なっているため、味も若干異なります。元宵節が近づくと、北京の「稲香村」や「錦芳元宵」などの老舗で元宵団子作りも始まります。特に元宵の当日、北京市内の各老舗では、「元宵」を買い求める人々が長蛇の列を作っています。
もっと見る「元宵節」という名前は唐の時代から現れ、宋の時代の詩にも「元宵節」という名前がよく見られます。春節に続くもう一つの重要な伝統的な祭りとして、元宵の佳節には、万民が喜びを共にし、詩人たちも盛んに詩を詠じたので、たくさんの詩が残されています。元宵節の風習を記録・反映したものだけでなく、詩を通じて自分の気持ちなどを表現したものも多くあります。
もっと見る元宵節に提灯が用いられるようになって以来、中国の歴代の王朝では元宵節は盛大なランタン祭りとなりました。元宵節の夜、各地では「花灯見物」のような行事がよく行われており、町中が灯りに溢れています。人々は灯篭を見物し、字謎遊びを解き、楽しく遊んでいました。また、元宵節の夜は年頃の男女にとって絶好の出会いのチャンスであり、「ロマンチックな夜」だったと言えます。ちなみに、北京では今年もランタン祭りがありますよ!
もっと見る2月15日、中国では虎の年の元宵節を迎えます。灯や月を鑑賞する伝統風習は、一家団欒の日に華を添えます。今年の旧正月は慣例の満月が最も丸くなるのが1日遅れではなく、2日遅れの2月17日になるのです。専門家はこれについて、「今年のように満月が最も丸くなるのが2日遅れの状況は比較的珍しいです。前回に同じ状況が登場したのは2013年2月26日で、次回は2029年3月1日になると予想されています。しかし、人が裸眼で見る月は基本的に同じであるため、今夜の月もほぼ満月と同じであり、人々の月見に大きな影響を与えることはありません」と言いました。
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