北京世界園芸博覧会が閉幕、「エコの成績」に迫る

2019-10-11

5カ月間にわたる北京世界園芸博覧会が9日に閉幕した。この盛大な国際園芸イベントでどのような園芸の成果があったのだろうか。閉幕後はパークをどのように利用するのか。北京世界園芸博覧会組織委員会は8日、国務院新聞弁公室の記者会見でコメントした。

「大花園」の園芸の成果紹介

中国貿易促進委員会会長・北京世界園芸博覧会組織委員会副主任委員・北京世界園芸博覧会執行委員会執行委員の高燕氏によると、北京世界園芸博覧会は展示規模が過去最大、参加国が最多の世界園芸博覧会で、110の国と国際機関、120以上の非公式出展業者が参加した。開催中、国内外から934万人が訪れた。

北京市市長・北京世界園芸博覧会組織委員会委員・執行委員会副主任の王紅氏によると、北京世界園芸博覧会は503ヘクタールの土地に100以上のスタイルと形態の異なる「園の中の園」を造設し、23万本の樹木を保留・追加し、国内外の園芸精品8000種以上を集め、820種以上の野菜、果樹、生薬を集中展示し、人と自然の調和のとれた共存という理念を生き生きと表現した。

今回の世界園芸博覧会は中国の花・園芸産業の新たな成果も集中的に展示した。屋内外に展示した各展示品は200万株(点)、発表した新品種と新商品は2万点に上る。また、自主培養した知的財産権を有する複数の新品種が登場した。

中国花卉協会会長・北京世界園芸博覧会組織委員会副主任委員・執行委員会執行主任の江沢慧氏によると、北京世界園芸博覧会はボタン・シャクヤク、コウシンバラ、盆栽、盆景、ランの花、菊の花の国際コンテストと世界フラワーアレンジメントコンテストの7項目の国際コンテストを開催した。中でも2019年世界フラワーアレンジメントコンテストは31の国と地域から33人の選手が参加し、A1クラス世界園芸博覧会が初めて開催した国際的なフラワーアレンジメントコンテストである。花をテーマにした国際コンテストの参観者は延べ380万人に達した。

世界園芸博覧会の「文化の盛宴」の形成

北京世界園芸博覧会の開催中、中国内外の特徴的な歌と踊り、芝居、演劇、雑技、無形文化遺産展示、特産品展示販売などの公演と展示イベントを多く行い、観光客に「世界的オーラ」と「中国の味わい」を感じさせた。

王紅氏によると、期間中、国家デー、栄誉デー、小区市デーなどを含む素晴らしい文化イベントを3284回開催し、310万人以上が見物し、エコ産業協力と多元文化交流を促進した。

期間中、第8回「歓動北京」国際青少年芸術交流ウィーク、大学生芸術祭、中国障害者芸術祭、国際管楽祭、第21回北京国際観光祭などブランド文化活動も行い、文化と観光の高度な融合的発展を促した。国際風情パレード、各国の優れた伝統文化展示を毎日行い、多くの観光客が観賞した。

そのほか、145回の各種の専門フォーラムと国際コンテストも実施。王紅氏は、「これらの特徴的な文化イベントにより、北京世界園芸博覧会は多元文化交流の重要なプラットフォームになった」と述べた。

北京世界園芸博覧会の閉幕後の利用

北京世界園芸博覧会の周剣平常務副局長によると、北京世界園芸博覧会パークは生態文明教育基地になる。「北京世界園芸博覧会パークの山水林田湖草は各種の生態要素を完備し、パークは各種の植物の知識を普及させるだけでなく、濃厚の知識、果樹の歴史、生薬の文化も学ぶことができる」と周剣平氏は話す。

北京世界園芸博覧会パークは関連施設を完備し、宿泊や飲食などもニーズを満たし、市民がより便利に利用できるようになり、観光スポットにもなる。将来、パークは一連のイベントを開催し、観光客がより楽しめるようにするという。

産業発展については、北京世界園芸博覧会パークは北京冬季オリンピックの関連イベントとリンクし、延慶区と協力し世界園芸博覧会パークを産業発展の重要なスポットにする。

周剣平氏は、「パークの今後の利用における主体責任は明確であり、我々は世界園芸博覧会パークの良好な管理レベルを維持し、もう一度訪れた人に来たかいがあったと思ってもらえるようにする」と話した。

中国網日本語版(チャイナネット)

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