<伝統中国医学の主な治療方法>生薬の作用に合わせた食事療法

2022-03-17

中国では古くから生薬の作用に合わせた「薬膳」があります。薬膳が誕生したのは、紀元前ほど前の中国でのことになります。その頃、「神農(しんのう)」という中国の伝説上の人物が現れ、神農は手に入る植物を自らの口の中に入れていきました。現在残っている最古の本蔵書である『神農本草経』は、神農が確かめたそれらの植物に関する情報をまとめたものです。

『神農本草経』の中では、薬物が3つの種類に分けられています。長く食べ続けて問題のないものを上品、病気の際に治療薬として使うものを中品、薬としての効力は強いが同時に強い毒性も含んだものを下品として記録されています。上品は、ほとんどが食用となっている植物で、人参やナツメ、枸杞、山薬(サツマイモ)などが代表的なものとなっています。これらは、現在も中国において日常的な食べ物です。また、古代には皇帝に提供する毎日の食事を考え、管理する「食医」が設置されていました。皇帝が病気にかかることなく、健康で長生きできるように、皇帝の食事と健康の管理を任されていたのが「食医」です。

つまり、中国では古来より食事が健康な体を作るという、食事による予防医学の考えが存在しています。このような医食同源の思想に基づく治療方法は伝統中医学の「食事療法」です。「療法」といっても特別なメニューがあるわけではなく、食物や薬物にはそれぞれに異なった効能があり、これを知って体の状況に合わせて食べ物の栄養バランスと総摂取エネルギーを考えることが大切になります。

北京旅游网翻译

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