北京の胡同にあるドアノッカー 「儀式」のような存在

2022-03-18

中国の時代劇を見ていると、お客さんが訪ねた際に、玄関についている金具の輪を持って扉をノックするシーンがよく出てきますよね。これは伝統的な屋敷の定番、ドアノッカーであります。ドアノッカーは、北京の人々に「門環」とも呼ばれており、ほぼ鉄や銅などの金属で作られています。ドアノッカーを扉に打ち付けるのは、ドアベルの役割を果たしています。扉を閉めるとき、ドアノッカーを手で引っ張ることができます。ドアノッカーは扉と固定されたところに、うつ伏せにして盛り上がっているが金属片多く、楽器のシンバル(鈸)に似ているので、ドアノッカー(門鈸)と名付けました。北京晩報が報じました。

大門の両側に、ドアノッカーが対称的に取り付けられます。大きな門構えはその家の「顔」であり、ドアノッカーはその中央に位置するため、洗練された人はドアノッカーを飾ることもあります。月日の経つうちに、家元の身分と地位を表すシンボルとなりました。庶民たちは二枚のシンプルな鉄片のみ使え、貴族階級はさまざまな装飾を施すことができます。『明会典』の記載には、明洪武年間に明確な規定がありました。親王府の正門、公王府の大門、一二品の官員のお宅のドアなどには獣面や錫環が付けられます。三から五品は獣面で飾ってはならず、錫環のみ使え、六から九品は鉄環だけが許されます。

今になっても、胡同の奥には、家々の扉にドアノッカーが保存されています。何年も使われている古いものがあるし、新しく改装された屋敷もあります。ほとんどの家には現代のドアベルが取り付けられているが、ドアノッカーは門構えの重要な要素として、「儀式」のような存在になっています。(陳丹丹 訳)

北京旅游网翻译

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