酸梅湯、体に良い梅ジュース

2022-03-16

酸梅湯(さんめいたん)は北京伝統の喉を潤す飲み物です。いつの時代から酸梅湯はあったのでしょう?南宋時代の『武林旧事』に出てくる「卤梅水」は酸梅湯の一種とされています。現在では一般庶民でも飲める飲み物ですが、古代においては限られた皇族と皇帝のみが飲めた飲み物です。

昔、夏の季節には「酸梅湯(梅味の甘酸っぱい飲み物)」を売る屋台が北京の街中に広がります。酸梅湯売りの人は両手に各一つのアイス碗を持ち叩き、耳に快い声を上げるようにしていました。ドライフルーツ屋としてもこの時期なら必ず酸梅湯やガラス粉、アーモンド豆腐などの冷たい飲み物を店頭に出していました。

中には白砂糖や原料となる烏梅、サンザシ、桂花、甘草などが入っています。もともとは漢方薬の一種で、《本草綱目》によると、熱を取り除き、涼を送ります。心を安め、痛み止めになるそうです。

咳を止めたり、はてはコレラや疫病にも効果があるとされています。中国古代の神話である《白蛇伝》には烏梅が疫病に効果がでてくるという物語があります。

酸梅湯は古来より夏の飲み物で、清の時代には宮廷内でも飲まれていました。その後は民間にも伝わり、ちまたでも飲まれるようになりました。現在では街のいたるところで見かけ、スーパーの飲み物コーナーでも見かけます。気になる味であるが、簡単に言うと甘酸っぱい感じです。ただ安いものと高いものとではかなり味わいも違います。

レシピは簡単なので、自宅で酸梅湯を作ることもできます。普通は烏梅(20g)、洛神花(20g)、山楂子(50g)、陳皮(20g)、甘草(5g)、黒砂糖(適量)を用意すればいいです。大鍋に水3000ccと上述の材料を入れて、そのまま20分程度つけておきます。その後に沸騰させ、20分程度弱火で火にかけます。適量の黒砂糖を加えて、そのまま火にかけながら軽く混ぜます。是非一度は作ってみましょう!

北京旅游网翻译

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