北京の秋梨膏、体を潤す梨ジャムシロップ

2022-03-15

季節の変わり目になると、喉がイガイガしたり咳が出たりしがちです。そんな時に食べてもらいたいのが「秋梨膏(チウ・リィ・ガオ)」です。「秋梨膏」は梨を煮詰めた梨シロップで、乾燥の激しい北京で定番で売られています。

中国では梨は「肌・喉・肺を潤す」とされていて、手軽に購入できる秋梨膏はそのままでもお湯に溶いて飲んでも美味しいので、北京の多くの家庭に常備され、秋冬は毎日飲んでいる人もいます。特に北京「恩済堂」の秋梨膏がおすすめです。天然添加物を使用せず、昔から伝われてきた伝統的な技法で作ったもので、中国だけでなく、海外でも人気です。

また、やや複雑ですが、自宅で秋梨膏を作ることもできます。では、その作り方の1種をご紹介いたします。

■梨はしっかり水洗いで汚れを落とし、芯と種を取り除き、皮が付いたままうすく切ります。

■鍋に梨と砂糖を入れたら、砂糖が全体になじむようにかき混ぜて15分ほど置き、梨から水分が出たら弱火で15分ほどこげないように混ぜながら煮て、汁が黄金色に色づいてきたら、水としょうがを入れて中火で20分煮ります。

■梨の果肉が柔らかくなったら火を止め、粗熱が取れたらはちみつを入れて混ぜ合わせればいいです。

■消毒した瓶などに移しして冷蔵庫で保存します。飲み心地を優先される方はザルなどで濾してもいいです。保存目安は約1ヶ月です。

北京旅游网翻译

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