「吹糖人（飴細工の人形）」は古代北京から伝わる民間工芸の一つで、いまは中国北部の多くの地方の工芸品であります。麦芽を薄い砂糖液にし、息を吹き込んだり、こねたり、ひっぱったりして、各種の人物や動物に成形します。出来上がった糖人儿は透き通って、生き生きとして、動物そのものとそっくりなので、子供の間ではとても人気です。

飴細工は明朝時代に名を馳せた軍師である劉伯温から伝わると言われています。現在まではすでに600年以上の歴史があります。現代においては、飴細工は、単に子供たちをあやすものではなく、民間芸術として重視されるようになっています。