家族団らんの時:「守歳」と「拜年」

2022-01-25

中国では大晦日に当たる旧暦12月30日は、前の年に別れを告げて新しい年を迎える除夜となります。普段は他の場所で生活している人々も皆、この日には実家に帰ります。除夜の年夜飯が終わった後、寝ることなく徹夜して新しい年の到来を待つことです。この風習は「守歳」とも呼ばれています。

「守歳」の風習は歴史が古く、最も初期の記載は西晋(215-316年)の周処が著した「風土志」にみられます。伝説では、「年」と呼ばれる怪獣が30日の夜になると、村に来て人を襲うため、その怪獣を追い払うために、人々は夜を徹して見張りをするようになりました。

そして、「新年明けましておめでとう」の新年あいさつは夜が明けきらぬうちに始まります。中国語では「拜年」と呼ばれています。中国では「初一(旧暦1月1日)」は家族やごく親しい身内で、「初二、初三(旧暦1月2日、3日)」は妻の実家や親戚・友人に対して「拜年」を行うのが一般的です。そして、年少者が年配の方に新年のあいさつをすると、お年玉がもらえます。元旦の日に友達同士や隣近所の人が顔を合わせると、すぐ「過年好(新年おめでとう)」とあいさつし合います。

文・北京旅行網

モデルコース
人気おすすめ