北京の老舗茶屋:老舎茶館

2021-12-24

「盛世茶興」(繁栄な時代にお茶が盛んになる)と言うように、今の老舎茶館は毎日お客さんに賑わっています。店内に設置された舞台では曲芸や園芸が演じられ、お客さんたちが舞台の下に座って談笑し、現在の老舎茶館は多くの国際的な友人と観光客が必ず体験する北京のランドマークとなっています。その物語は30数年前の前門大碗茶(大きな茶碗に盛られたお茶)から始まります。

老舎茶館は1988年に建設され、人民芸術家である老舎先生とその名劇「茶館」にちなんで命名されました。1979年は改革開放の当初、人々の市場経済の意識は低い時期でした。老舎茶館の創始者である尹盛喜は何人かの知識青年を呼び集め、家の戸板を使って前門箭楼のそばに露天のお茶の屋台を出し、2銭に1杯の大碗茶を売り始めました。

時は移り変わったが、今の前門は依然としてあのお茶の香りが漂っています。40年近くの歴史を有する老舎茶館では、伝統文化と現代の商業価値が融合しています。

老舎茶館では、毎晩曲芸、演劇など各界の名士のすばらしい演技を鑑賞できるだけでなく、琴、碁、書、画など多くの文化的な活働にも参加できます。また、老舎茶館は自分の茶芸パフォーマンスチームを組織して設立し、ウーロン茶、農家茶、ジャスミン茶など各類の有名な茶芸パフォーマンスを行います。ここ数年、老舎茶館は「大碗茶レストラン」を設立しました。レストランは100年の歴史を持つ老舗の晋陽食堂と全聚徳の有名なシェフを招聘し、京(北京)、晋(山西)、魯(山東)の三つの地方料理を提供しています。その味が多種多様で美味しく、地方料理の特徴もあります。

老舎茶館は観光客に中国の茶文化と民族芸術を展示する場所を提供するだけでなく、外国の観光客を引きつける美しい風景ともなっています。ブッシュ元米大統領、キッシンジャー元米国務長官、日本の海布俊樹元首相、ロシアのプリマコフ元首相、カンボジアのフン・セン首相、タイのシリントーン王女など各国の要人がここの賓客でした。老舎茶館のようなブランドは中国には他にも数多くあります。これらのブランドは代々の人々の記憶を詰め、大衆の生活様式を受け継ぎ、中国の商業文明の重要なシンボルである老舗を構成しています。それらは歴史の証人であるだけでなく、中華文明の伝承者でもあります。時代の移り変わりに伴い、老舗は伝承と創造の中で新しい姿を見せています。(叶威 訳)

北京旅游网翻译

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