【世界遺産・天壇】歴代の皇帝の位牌をふだん安置しておく皇穹宇

2021-11-26

皇穹宇の庭園は、圜丘壇の外壁の北側にあり、ここは圜丘壇の祭祀位牌の供え場でもあり、南方面に三つの瑠璃門がつき、円形の垣に囲まれた南向きの建築物でもあります。主体建築物には皇穹宇、東・西配殿が挙げられます。皇穹宇は、外層に8本の軒柱、中央に8本の金の柱があるとして、合わせて16の柱により支えられています。珠を遊ぶ金色の二つの龍がある天花(遮蔽梁以上の部分)や金龍藻井(黄色龍付のアーチ型天井)を支持するため、両層柱の上に共同の金貼り斗栱が設置されて、殿内の所々に龍・鳳凰・璽彩画が見られます。皇穹宇殿内の斗栱と藻井は、古代中国の建築ではユニークなものでした。

皇穹宇配殿は、入母屋造の青瑠璃瓦建築物で、正面は階段より6段高くなっており、旋子彩画(中国古代建築物の彩画風格の一種)も飾られ、デザインが精巧です。東殿内には大明之神(太陽)、北斗七星、金・木・水・火・土五星、周天星辰など、西殿内には夜明之神(月)、云・雨・風・雷の神々を供えていました。皇穹宇殿前の通路を北から数えば、最初の3枚の石板は「三音石」です。最初の石板に立って手を打つと、1回のエコーしか聞こえませんが、2番目の石板に立って、そうすると、エコーが二回、そして3番目の石板になると、エコーが三回聞こえるようになると言われています。このため、この3つの石板は三音石と呼ばれるようになりました。ほかに、3番目の石板を特化して呼ぶ人もいます。

北京旅游网翻译

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