今日は夏至|昼間の一番長い日

2021-06-21

  『中国天文年暦』によると、6月21日11時32分に「夏至」の節気を迎えました。

蓮が咲き始めるこの季節は一年で一番暑い時期です。これから毎日の最高気温は30度過ぎです。  

夏至は旧暦の二十四節気の中の第10の節気で、これは北半球の一年の中で夜が最も短くて、昼が最も長い日です。しかも北に行くほど昼が長くて、夜が短くて、北極圏まで、昼は24時間となります。北京では夏至の日の昼は15時間に達することができます。  

夏至の日、太陽は北回帰線をほぼ直射しています。北回帰線とその南付近に住む人々は、正午ごろに太陽の下で竿を立てると、一時的に「竿を立てて影がない」現象を見ることができます。  

夏至が過ぎると、太阳の直射点が南に移働し、北半球では昼が短くなり、夏至が昼夜の変化の限界となっています。

民間では「夏至に麺を食べたあと、1日が短くなる」という説があります。  

また、伝統的な風習では、夏至の日を皮切りに、「夏九九(夏至の日から始まり、9日ごとに一つの「九」となり、九つの「九」は合計81日です)」を数えて温度の変化を記録しています。  

夏至は陽気(中国の易学でいう、万物生成のもととなる陰、陽二つの気の一つ)が最も盛んな季節です。しかし、栄花を極めている者も必ず衰えるときがあり、陰気もこの日から繁殖し始めます。陰陽が交錯するこの時、人は病気になりやすく、冷たい食物を控えた方がいいです。  

苦労して耕してきた農民のおじさんにとって、暑さはとはいえ、贈り物です。  

この時、各種の雑草は作物と同じように急速に成長し、農民のおじさんは大忙しを始め、畑の管理をしたり、肥料を与えたり、除草をしたりするなど、秋によい収穫があることを待ち望んでいます。  

温度の上升に加えて、この時期の降水も更に頻繁です。夕立は最もよく見られる天候で、夕立の時のような激しい雨と雷が、夜中や明け方など時間を選ばず何時間も続くことが特徴です。中国古代詩人である劉禹錫の「竹枝詞」詩の「東辺には日の出づるも、西辺は雨なり、

道は是れ晴無しか、却つて晴有るか」という文は夕立のこの特徴を十分に表しています。  

夏は湿って暑いが、生活の楽しみは少なくありません。小川の水と緑の陰の間を歩いて、夏の花の香りがする夜の風が顔をなでて、とてもロマンチックな雰囲気です。  

今日は「夏至」、一年で最も長い昼です。この長い昼の時間をつかんで、いい本を読んだり、面白いことをしたり、一人で生活の些細なことを考えたりしてみてはいかがでしょうか。【範夢琴 訳】

北京旅游网翻译

モデルコース
人気おすすめ