春分に、卵が立つ?!それは本当でしょうか

2021-03-20

北京時間3月20日、中国は二十四節気の第4の春分(しゅんぶん)を迎えました。この日は昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなるとされています。天文学では太陽黄経が0度となったときで、暦ではその瞬間が属する日を春分日と呼日ます。したがって、いずれの日が春分日になるかはその国・地域の時差によって1日の違いがあります。

春分になるとすぐに雨の量が大幅に増加し、中国各地もほとんど10度以上に上がり、気候学で定義された春の気温になります。その後、気候は穏やかで、雨の量も豊富です。ほとんどの地域では、冬を越した作物が成長段階に入り、稲の播種期も迎えます。

春分の意味について、2つの側面があります。1つは日が昼と夜に均等に分割されること、もう1つは古代では立春から立夏までの期間が春と見なされて、春分はこの3か月間の中間点であることです。

では、中国では春分の日にどんな風俗習慣があるのでしょう?一緒に見てみましょう!

卵を立てる

毎年の春分日に、世界中の人々が「卵を立てる」実験を行っています。「中国の風俗習慣」として知られているこのゲームがなぜ「世界中のゲーム」になったのはわからないですが、 ニワトリの卵をテーブルなどの平らな板の上に、実は縦に立てることができますよ。

調べてみると、なんとなく「卵をたてるときには鈍端(どんたん)を下にして立てる。鈍端の下(卵の底)は丸くなっているので、一見すると立ちそうもない。ところが、卵の殻の表面には小さな粒々がついており、その中の三つ、あるいは四つの粒々が、三脚または四脚の役目を果たすので、卵を立たせることができる。ただし、すべての卵が立つわけではない。立たせることができるかできないかは、殻の粒々の状態による…」という方法論もあります。

卵を成功裏に立てると、一年中に幸運に恵まれますという説もあります。さあ、早くやってみましょう!

霊祭・祭り

中国で周王朝にはすでに春分の儀式がありました。『礼記』によると、春分の日は 「祭壇で太陽を祭る」という記録があり、この習慣は世代から世代へと受け継がれています。太陽を祭ることといえば、北京では「日壇」という場所があります。日壇は「朝日壇」とも呼ばれ、明代末期に1530年に建てられた祭壇、太陽の神殿がありました。そこは明と清の皇帝がそこで太陽の神を祭る場所です。

日本の場合、春分の日は日本の国民の祝日の一つであります。また毎年、春分日に春季皇霊祭(歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式で、宮中祭祀のひとつ)、秋分日に秋季皇霊祭が行われます。

春野菜を食べる

ご周知のように、食べ物は季節があります。名前が示すように、春野菜は春の野菜です。 中国の嶺南地域(中国の南部の「五嶺」(南嶺山脈)よりも南の地方を指す。現在の広東省、広西チワン族自治区、海南省の全域と、湖南省、江西省の一部にあたる)では、春分の日に春野菜を食べる習慣があります。

この時期の野菜はほぼ莧菜(シエンツァイ)です。日本語ではヒユ(莧)と言うらしいが、ハゲイトウ、アマランサスとも呼ばれています。春分の日、多くの人が野菜を摘みに行きます。野原を探すと、手のひらくらいの長さのやわらかい緑の野菜ことがよくあります。

野遊びと凧揚げ

3月中旬から、各地は待ちに待った春の足音が聞こえてきました。最近、北京ではいたるところに花の香りが漂っています。春分の日に、外で新緑を楽しんだり、ピクニックや凧揚げをしたりする人も多いです。

新型コロナの感染状況が好転している中、春の景色もより一層美しく見えます。この詩情豊かな季節に、皆さんも外で春景色を楽しみましょう!

文・北京旅行網

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