数字で天壇を知ろう:天壇軸線の長さはどれくらい?

2021-03-09

天壇軸線の長さはどれくらいあるかご存知でしょうか?

皆さん、こんにちは!本日より天壇公園のヴィーチャット公式アカウント「微天壇」が発表した内容をもとに、「一つの軸線、三つの壁、五つの建物、七つの石、九つの門」をメインラインとして、天壇全体の配置や歴史の変遷、科学技術、自然生態などの内容をご紹介したします。

「天壇軸線の長さはどれくらい?」はこのシリーズの最初の文章として、まず天壇の軸線についてご紹介いたします。

天壇は北京城区永定門大街の東側に位置しており、明の永楽18年(1420年)に永楽帝が建立したとされています。明朝から清朝にかけ、皇帝が天に対して祭祀(祭天)を行った宗教的な施設(祭壇)です。中国で現存するもっともよく保存された祭祀の建築群です。600年の歴史を持つ天壇は、「南方北円」という構造となり、「天円地方」という意味を指します。歴史上の敷地面積は約273ヘクタールです。天壇は緑に囲まれ、景色がきれいです。内外の二つの壇壁は天壇を二つに分けています。さらに内壇の内側は、南北二つの部分に分かれています。北部は、紺色の瑠璃瓦に金色の玉をもつ円形の殿堂・祈年殿、それと祈谷壇を主とする建築群です。

天壇の平面配置から見ると、軸線は南の昭亨門から北の北天門に繋がり、圜丘と祈谷の二組の核心建築群が軸線の両側に位置しています。昔、冬至の日に圜丘壇で祭天が行われ、その核心となった建物は挽丘台です。祈谷壇は正月祈谷大典に用いられ、核心が祈年殿です。南北二組の建築群は長さ360メートルの煉瓦舗道丹陛橋で繋がっています。

天壇の軸線は祭祀建築の歴史とともに延長され、明嘉靖九年(1530)年に祭天のために大祭殿(現祈年殿)の南端に圜丘が作られ、明永楽朝の227丈から南に159丈伸び、現在は約386丈となりました。明の時代に通用した「営造尺」1丈=3.2メートルで換算すれば約1200メートルです。天壇の軸線は建築の尺度を把握し、空間秩序の組み合わせにより、崇高で純粋な雰囲気を盛り上げました。また、天壇の景観が2組に分けられ、それぞれ独立した祭祀の空間となりました。

天壇は北京中軸線の最南端に位置している

天南は永定門から北は鐘樓まで、天壇は全長7.8キロの北京中軸線の最南端に位置し、北京中軸線における14か所の遺産点の一つです。中国の伝統的な祭祀文化の代表的な建築です。天壇の歴史がわかれば、北京における都市の変遷をより一層よく理解することができます。天壇の軸線は歴史・現在・未来を繋ぐ大事な「糸」です。【李翊菡(実習) 訳】

北京旅游网翻译

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