中国の重陽節の風習を見比べましょう~

2020-06-25

「重陽の節句」はまた登高の日・茱萸の日・重九の日・お年寄りの日などの名があります。毎年旧暦の九月九日に行われる漢族の伝統的な祝祭日です。古書『易経』では「六」を陰の数、「九」を陽の数とするので、九月九日の日は、月も日もが陽の数であるため、重陽の日と呼ばれます。また二つの九が重なるので、重九の日とも言われます。

重陽糕を食べる

記載によると、「重陽糕(重陽の時に食べる伝統的なスイーツ)」は花糕・菊糕・五色糕とも呼ばれ、レシピがいろいろとあります。旧暦の九月九日の夜明けの時、親が一人前の重陽糕を子どもの額に載せて、「百事俱高(何事も順調に進める)」という祝いの祝詞を言うことが、重陽糕の本来の役割です。

拘りのある重陽糕は宝塔のように九層も作られ、同じ材料で作られた2匹の羊も糕の上に載せられ、重陽の意味を喩えます。(注:「重陽」と「重羊」の発音が同じです)現在の重陽糕は、特定のお菓子品種ではなく、重陽節で食べるふわっとするお菓子を皆含んでいます。

山登り

重陽節では、まず山登りの風習があります。空が高く澄み渡る黄金色の秋では、人々は体と心の癒しを求め、高いところに登ってピクニックをしたり、運動で体にもいいです。

菊のお花見

中国では菊が長寿の象徴ともされています。昔から、菊の花を鑑賞する習俗が流行る重陽節は古くから菊の日とも呼ばれます。旧暦の九月は菊の月という俗称を持ち、大勢の人が菊の花見をする菊の花祭に参加します。三国・魏晋の時代から、重陽の日になると、人々が菊の花を眺めながらお酒を飲んで、詩を作るのは流行っています。

菊の酒を飲む

菊には養生の成分が含まれ、晋の葛洪による『抱朴子』に南陽の人々が菊の咲き乱れる山中の甘谷の水を飲んで長寿を保つという記載があります。重陽の節句で菊の酒を飲むのは中国の伝統的な風習です。菊の酒は古代では重陽に欠かさない厄払いの役割があるもので、福をもたらす吉祥なる酒とされています。

茱萸を挿す

中国では古くから重九の日に「茱萸(ぐみ)」を髪に挿す風習があるから、重陽は茱萸の日とも呼ばれます。薬用にもなれる茱萸で作ったお酒は病気払いと養生の効果があります。唐の時代から茱萸や菊を髪に挿す習俗が広まっています。

濃い匂いがする茱萸は虫の駆除・部屋干し・風邪予防などの効果があり、民間では旧暦の九月九日は災難の多い厄日ともされ、茱萸を髪に挿すのも魔よけと吉兆を求める手段とされていました。

北京旅游网翻译

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