中国の中秋節、どんな風習があるか見てみよう~

2020-05-31

中国の伝統祝日の中でも大事な「中秋節」、昔ながらの月を祭る風習があります。古代中国では春分の日に太陽を祭り、そして秋になったら月を祭るという習俗がありました。今は家族団らんの日として、みんなは月餅やお菓子を食べ、月見をするのは普通です。それでは、中国の中秋節の風習を見てみましょう~

月餅を食べる

『洛中記聞』の記載によると、唐代の僖宗が中秋節に月餅を食べたら、非常に美味しいと評価し、御膳房に命じて赤い綾で月餅を包んで新科の進士に贈りました。これは月餅に関する最も早い記載かもしれません。宋代になると、月餅は「ハスの葉」、「金花」、「芙蓉」などの雅称を持ち、その作り方はもっと手を込んでいました。

月を祭る

古代には「秋暮夕月」という風習があります。夕月は月神を祭るということです。大きい香炉を設けて、月餅、スイカ、リンゴ、ナツメ、スモモ、ブドウなどの供物を用意します。その中でも、月餅とスイカは欠かすことはできません。スイカは蓮の花の形に切ります。月の下に、月の神仏の像を月の方向に置き、赤いロウソクを灯し、家族みんなで順次に月を祭ってから、家主の妻が丸い月餅を切ります。

月見

月見は月祭りに由来し、厳粛な祭祀は気楽なエンターテインメントになっています。民間の中秋月見活動は約魏・晋時期に始まったが、風習になりませんでした。唐代になると、中秋月見、月遊びが流行り、多くの詩人の有名な詩作品にも月を描く詩句があります。宋代になると、月見活動をはじめとする中秋民俗節句が形成られ、正式的に中秋節と定められました。宋代の中秋節の夜は楽しくて眠れない夜で、夜市は夜通し営業し、大勢の人が一緒に月見や月遊びをします。

大潮を観賞する

古代に中国の浙江あたりでは中秋節に月見のほかに、大潮を観賞するということも中秋節のもう一つの盛事です。中秋節に大潮を観賞する風習は昔ながらのことで、漢代以降、この風習はより一層盛んになり、宋代にピークを迎えました。

光を灯す

中秋節の夜に紐で提灯の中のロウソクを竹の棒に結び、屋根や露台に高く吊るし、或いは小さな提灯で文字の形などの形状を作って家の高いところに吊るし、「豎中秋」と俗称されています。お金持ちの家庭が吊るした提灯は数丈の高さがあり、家族はその下で楽しく飲みます。普通の百姓は一本の旗杆を立て、二つの提灯を飾り、自由自在に楽しみます。満城の光りは琉璃世界には負けません。

葱や野菜を盗む

未婚の少女が中秋節の夜に他人の畑の中の野菜や葱を盗んだら、将来は心の中で夫と定めて思う人に出会うことができると言われています。台湾では「葱・野菜を盗んだら、素晴らしい夫の嫁になる」という俗語があり、それはこの風習を指しています。

桂花酒を飲む

中秋節の夜になると、人々は名月を仰ぎ、桂の花の香りを楽しみ、桂花酒を飲みながら一家団欒します。桂花酒を飲むことは中秋節の享受になっています。桂の花は観賞できるだけでなく、食用の価値もあります。中国は昔から桂の花で酒を醸造して飲んできました。しかし、現在ではワインが桂花酒に取って代わりました。

アヒル、タニシとサトイモを食べる

中国の西南部で、この日に餅を買い、アヒルを食べる風習があります。民間では、中秋節にタニシを食べると、視力を高めることができます。調査によると、タニシの肉にはビタミンAが含まれ、ビタミンAは眼の視色素の重要な物質なので、視力を高める言い方は合理です。しかし、どうして中秋節に食べますか?中秋節頃のタニシの肉が特に美味しいという人がいます。現在の広州の民間では、多くの家庭は中秋節にタニシを炒めて食べる風習があります。

兎児爺を遊ぶ

兎児爺は中秋節に子供たちのために作られた泥人形の玩具です。その形は人の形ですが、ウサギの口と耳がついています。頭の上に二つの長い耳があり、口はウサギの口です。現在は普通の市場では兎児爺の姿が見えなくなっており、工芸品ショップで販売されています。若者たちは兎児爺を良く知らないが、お年寄りたちは兎児爺を言ったら興に乗って楽しそうに話します。

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